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曳舟に小さな灯台がある

ブロ友の(というと恐れおおいのですが)otosimonoさんという方の
すてきなブログで紹介されていたお店に行ってきました。
東京曳舟 にある『ル・プチ・パリジャン』というお店です。
行きたい、と思ってから数か月も経って、やっと行けました。
お店のことをぼくなりに紹介しようとおもったのですが
otosimonoさんの記事の前ではまったく無意味なので
以下にトラックバックさせていただきました。


おしゃべりのあとさき 「ル・プチ・パリジャン」のこと



店主の石川さんは、想像していたより若く、ぼくと同世代でした。
けれど読んできた書籍の量は天と地ほど離れているだろうこと
お話してすぐにわかりました。
店主の本への愛情はとてつもなく、
いつもotosimonoさんのブログで感じる熱量と
同様のものが感じられ、うれしいきもちになりました。
ぼくはそこまで本や、装丁、蔵書票というものを知りません。
ただ昔から、本が友達だったし、師であったし、慰めであったし
どこへ行くにも一緒でした。
内容はもちろん、
その美しい表紙を眺めたり
その刺繍に指先でふれたり
古い紙とインクのにおいをきいたり
ときには恋をしてしまったり・・・。
そういうふうに、本と付き合ってきました。

だから『ル・プチ・パリジャン』の扉を開けた瞬間、
一冊、一冊のもつ本の圧倒的なちからを感じながらも
何かにくるまれるような、やさしい心持になれたのだと思います。
そこにならんだ本たちは、みな石川さんの蔵書ですが
それ以前は、いったい誰が持っていたのでしょう。
ぼくのように、その本を友のように感じたりしていたのでしょうか。

ぼくはその「オープンな書斎」の椅子にこしかけ
コーヒーを注文し、店主の話をうかがいました。
店主はぼくと同世代でした。
本当にいろいろなことをしっかり考えておられる方でした。
勉強になることばかりでした。

ぼくがへたくそな詩を書いているという話になったとき
お店のカウンターのほうから
「ぼくも書いています」と、別のお客さんから声をかけてもらい、
その方の詩を拝読させてもらいました。
またその日は、ある作家さんの絵の展示の初日でもあったようで
その作家さんとも話ができました。
(ちなみにぼくは躁うつ病なのですが、
このお二方もとある病気を治療中とのことで、
数年間、ずっと病院に通いながら闘病の仲間がほしいと
飢えていたぼくにとっては本当に驚いたし、うれしったです)
初めて行った日に、詩をかく人、絵をかく人に出会えたのです。
でも、なにかそこに「必然」というものも感じました。

ああ、まさにサロンぢゃないか。

十代のころ、熱烈に夢見ていた場所。
同志が集まって、本について語り合う。
時に文学や詩について、時に絵画について、
また、人生について。

造園業という現場仕事を生業に選んでからのこの数年間、
気立てはいいけれど乱暴で粗野な連中(愛をこめて言っていますよ)のなかで
本の話などする相手もなく、
そもそも自分がそれまで使っていた言語は通じず
自分を改造してゆく必要がありました。
ぼくは毎日、どんどんちいさくなっていったのです。
でも、あの「書斎」では、ぼくはぼくのサイズでいられる。
彼が知っていて私が知らないことを恥じる必要もないし
言葉の調子を、語彙を、合わせる必要もない。
話題や、話し方も。
そう思うと、泣きたくなるほど、うれしくなりました。

そして、昨日、今日と、仕事をしていて
なんだか「こっちのぼく」まで活力に満ちているような気さえしました。
あの書斎にいた数時間のうちに、予想もしなかったほどの
エネルギーをいただいていたのでしょう。

ああ、とりとめのない話・・・。
もっとちゃんとしたことを書きたかったのですが
もう時間もないので、この辺で終わります。
またあの書斎で新しい何かに出会えると思うので
その時はまたここに記します。

それから、あたらしい詩を。


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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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