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つかれた

布団にこもって聴覚を殺し、顔を殴る、救いはない。
雨の夜道をのそのそ歩く、救いはない。
何本も煙草に火をつけては消す、救いはない。
結局のところ、おれはひとりだ。
だれにもおれの苦しみはわからないのだ。
おれはだいぶん、世の中のことがわかってきたぞ、と思う。
それから、おれの寿命も。
もう長くない、それは間違いない。
死ぬ時もひとりで死ぬだろう。

ああ、おれがそもそも間違っていたのかもしれない。
旧友よ、孤独よ
いつでもおまえがおれのそばにぴったりくっついて。
おれを救ってくれていたのかな。

飛びだしたい!
妻の眠るこの家から
町内をさえない顔でうろうろして
凍えて帰ってくるのではなくて。
もうなにもかも棄てちまって
誰にももう迷惑はかけませんから
ひとりでゆくのだ。
書き散らして死ぬ。それだけの人生ぢゃないか。
いつのまにか、何者かになったような、この驕慢。

聞こえる雨音に混じった罵倒。
見えてる死角にうごめくくそったれども。
おれを一体どうしたいのだ。

近いうちに死のう。
そうだ、いま作りかけの詩集、
あれが完成したら死のう。
悲しいのもそれまで。
こんなに苦しむのもそれまで、だ。
どうだ、少しは希望がわいてきたか。
もともと、今生に未練もなし。

ああ、ひとりだ。
今夜はかみしめるようにひとりだ。
ひとりだ。
ひとりだ。

おれがなにしたって言うんだ。
まあ。
いいさ。
もう死ぬんだからね。




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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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