0312345678910111213141516171819202122232425262728293005

二月ノ鬱

(今日)

木々に新芽が
花に蕾が
つくこのころに
焦燥に駆られるのは
いつものこと
死にたくなるのも
いつものこと


(昨日)

鬱がくれば亀になる
布団の中に隠れてしまい
頭と手足をすこしだけ出す
甲羅のない亀よわい亀
甲羅がなくてはあるけない


ああ、それとも
はつきり白状しやうか?
布団の中にしか居場所がないと
パーカーのフードを目深に
毛布で全身おおいかくして
のそのそ 這うやうに
カタツムリのやうに


(一昨日)

森田童子
ぼくのかわりに泣いてくれる
ぼくのかわりに死んでくれる
友川かずき
ぼくの怒りを叫んでくれる
ぼくの悲しみを見つけてくれる


破裂する
そこ 限界まで
なんとか生きている
と 思っているのに
まだ破裂しないし
まだ悩みはふえる
ぼくはもっと強く
あるいはもっと弱く
生まれたかった


あの頃の無垢を連れて
慟哭の汽車は走り去る
この広い
時間とよばれる平原を
追いつけやしないのだ
無垢は連れ去られていってしまった



(もっと前)

覆面をかぶった子供たちばかりが乗る
夜行列車
マイナス1℃の闇をつんざく汽笛と
子供たちの奇声

そうして鬱が来る
夢をみたんだ







関連記事
スポンサーサイト
にほんブログ村 ポエムブログ 散文詩へ
にほんブログ村

コメントの投稿

secret

top↑

comment

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top↑

自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

リンク

Welcome!

OfficeK

応援おねがいします

ブロとも一覧

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR