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のろし

人が
深い悲しみにからめとられたとき
のろしのあがるように
ひとすじの
雲のようなものがたちあがり
空まで届けばいいのに

そして
それは
遠くにゐる人にもみえるのだ
そうなれば
世の中のそこかしこで悲しみに
身もだえする人たちがゐるのを知り
ある人には
勇気になりはしないだらうか
優しさになりはしないだらうか
世界が
いまよりもっと
優しくなるのではなからうか




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 「のろし」というものは不思議なものですね。助けを求める声でもあるし、危険を知らせる手段でもあるし、その人の存在を知らせる安心でもあります。
 僕たちはその最も単純なコミュニケーションの大切さをいつの間にか忘れてしまっているのではないでしょうか。
 知らせることは知ることでもあるのです。わかってもらいたいという思いは、わかりたいという思いと表裏をなしています。
 この詩を読んで、分かり合うためではなく、わかるための声の出し方をもう一度考え直してみたいと思いました。

otosimonoさん

いつもコメントありがとう。


>  「のろし」というものは不思議なものですね。助けを求める声でもあるし、危険を知らせる手段でもあるし、その人の存在を知らせる安心でもあります。
>  僕たちはその最も単純なコミュニケーションの大切さをいつの間にか忘れてしまっているのではないでしょうか。
>  知らせることは知ることでもあるのです。わかってもらいたいという思いは、わかりたいという思いと表裏をなしています。
>  この詩を読んで、分かり合うためではなく、わかるための声の出し方をもう一度考え直してみたいと思いました。

ああ、さすがですね。
それを言いたかったのだと思います。
いま、残り六時間になった今年をなんとなく振り返りながら
ビールを飲んでいるのですが
このビールを買いに行った帰りにも
きっとのろしはあちこちでたちあがっていたのだと思うのです。
それを見つめるための目がほしい。
それを伝えるための声がほしいです。

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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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