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日記11-20 「Freestyle」

ずっと書きたかったんだけど
なかなか時間がつくれなかった。

まずは
退職してからのこと。
一週間くらいして、頭がさめて
暴言を吐いたことだけ謝ろうと思い、社長に連絡。
話し合ったすえ、もう一度お世話になることになった。
ぼくはもうやめたつもりで、次の職場を探していたけど
やっぱり家族のことや、自分の病気のことなんかを考えて
戻ることに決めた。仲間は喜んで迎えてくれた。

仕事をとおして
失敗や成功をなんどもこえて
ぼくは成長してきた。
今回得た教訓のいちばんは
「ひかえめに」という魔法の言葉だった。
頑張る、か、頑張らない
いわば白か黒か、という姿勢になりがちな自分を
やさしく戒める魔法の言葉。
頑張る、ひかえめに。
一所懸命やる、ひかえめに。
貢献する、ひかえめに。
こうやって「ひかえめに」という言葉を毎日、毎時間、繰り返しとなえている。
それだけのことで、仕事のストレスは激減した。


それから
タイトルにも書いたFreestyle
ぼくはレゲエ音楽が好きで、毎日聴いているし
職場までの往復80分のバイク通勤の時間には、ずっと歌っている。
もともと、17歳くらいの一時期、HIPHOPにはまったので、ラップは大好きだった。
それから十数年、音楽をたのしむことすらない日々が続いていたのだけど
ここ最近、また火が点いたのだ。

「MCバトル」または「フリースタイルバトル」という
いわば口喧嘩をとおして
ラッパー同士がその腕を競い合う、というスタイルがある。
これは昔、ストリートギャングたちが縄張り争いなどを
無血で解決するためにうみだしたスタイルだ。
より「ヤバい」ほうが勝つ、という単純なルール。
ダンスでも、同じようなスタイルがある。
そんなMCバトルが、面白くてしょうがなくなり
この数か月、どっぷりはまった。

そもそもフリースタイルというのは
ビートにあわせて即興でラップしていくもので
即興ならではのとんでもないフレーズが出てくるので
それがたまらなく面白い。
これは自分でやるようになって、より強く感じたことだ。
ぼくはバトルにもサイファーにも参加する気はないし
この先もひとりで楽しむだけだが
ひとりで通勤の間やってるだけでもこんなに面白いのだから
もうそれだけで生きていける、という人がいても不思議はない。

即興で、次から次へと言葉をつなぐことは
なかなかむずかしい。
でもそれを強いてあそんでいるうちに
思いもよらないフレーズがポンと飛びだしてきたり
そのむずかしい中にだけ、うまれてくる言葉があるし
そうやって言葉の新しい一面に気づくこともあるのだ。
言葉というのは、もとよりそれ自体に「音楽が含まれている」と思う。
それがいわゆるライム(押韻)であって
ふるい漢詩ではあたりまえに駆使されていたものだ。

とかなんとか、いろいろと
このごろは言葉に対する自分の視点が
すこしずつ、なんというか、変容しつつ
変りつつも、なぜかあるべきところへ還っていっているような
居心地のよさを感じている。
近いうちに、ぼくの詩のスタイルができあがるのかもしれない。



Freestyleの例。バトルではない。

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secret

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夜分遅くにお邪魔します。

こんばんは。偕誠さん。
コメントでは初めてです。

お仕事、勢いでやめたとありましたが
ご家族のこともあって、とてもなやまれたことと思います。
戻るという決断も容易ではなかったと思いますが
ひかえめに、と繰り返すことで
ストレスが減ったのは本当に良かったですね。
同じことでも視点を変えてみたら
違う景色が見える。そんな感じでしょうか?

言葉には音楽が含まれている、というのは
なんとも詩的で素敵だなと思います。
自分らしさと自由さと
そういうものが対極のようで混在する
偕誠さんのスタイルがどういうものになるのか
いちファンとして楽しみです。

軋さん

コメントありがとう


> お仕事、勢いでやめたとありましたが
> ご家族のこともあって、とてもなやまれたことと思います。
> 戻るという決断も容易ではなかったと思いますが
> ひかえめに、と繰り返すことで
> ストレスが減ったのは本当に良かったですね。
> 同じことでも視点を変えてみたら
> 違う景色が見える。そんな感じでしょうか?

そうですね。
視点をかえる方法でもっとも楽で早いのは
自分の考えを変えることだと、頭ではわかっていても
自分の考えに凝り固まることがまだまだあります。
いつでもどこでも、自分らしく
かつ控えめに生きていきたいのですが。


> 言葉には音楽が含まれている、というのは
> なんとも詩的で素敵だなと思います。
> 自分らしさと自由さと
> そういうものが対極のようで混在する
> 偕誠さんのスタイルがどういうものになるのか
> いちファンとして楽しみです。

まだまだ模索中なんですが
なんか新しいものに出会えそうだなあ
という楽しい予感がしています。
ことばとのつきあい方を
もっと真剣にさぐって参ります。

No title

自分自身が、白黒はっきりさせないと気が済まない性分だと
グレーゾーンで曖昧にしておくのが、どうしても許せなくなってしまうんでしょうね
それは相当なストレスだと思います
暴言を吐いてしまったことも、きっと我慢の限界だったんでしょうね
でも復職されたと書いてあったので
複雑な心境だったのではないかと思いますが
一方でまた、偕誠さんに理解を示してくれている会社でもあるのかとも感じました
それはおそらく、普段から偕誠さんがきちっとした仕事をしていたからなんでしょうね

レゲエとかラップはほとんど聴いたことがないですが
即興で出てくる言葉って、意外と意味がないようで
重要なことを云っていたりもするんですよね

偕誠さんからどんな言葉が生まれてくるのか
楽しみにしています

陽炎さん

コメントありがとう。


> 自分自身が、白黒はっきりさせないと気が済まない性分だと
> グレーゾーンで曖昧にしておくのが、どうしても許せなくなってしまうんでしょうね
> それは相当なストレスだと思います

それがちょっと行きすぎてしまったんですね。
「病気のせい、ぼくのせいじゃない」
ではなく、こういう事態を招きやすい病気と性格を
再確認し、猛省しました。

> 暴言を吐いてしまったことも、きっと我慢の限界だったんでしょうね
> でも復職されたと書いてあったので
> 複雑な心境だったのではないかと思いますが
> 一方でまた、偕誠さんに理解を示してくれている会社でもあるのかとも感じました
> それはおそらく、普段から偕誠さんがきちっとした仕事をしていたからなんでしょうね

ありがたいことですよね。
あせらず、すこしずつ、ぼくも会社も成長していけたらといまは思います。

> レゲエとかラップはほとんど聴いたことがないですが
> 即興で出てくる言葉って、意外と意味がないようで
> 重要なことを云っていたりもするんですよね
> 偕誠さんからどんな言葉が生まれてくるのか
> 楽しみにしています

ラップはとっつきにくいかもしれませんね。
レゲエのほうはHIPHOPほどリズムが早くないけど
フロー(節まわしとでもいうのか)が独特だから好き嫌いあるかも。
ぼくは心のこもった作品ならジャンル問わないので
幅広く聴いてます。竹原ピストルもいいですよね。

あたらしい言葉の胎動は感じるのですが
何がどうすれば生まれてくるのか、まだまだ見えません。
まあ、のんびり、精進していきます^^

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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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