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見ている

その美しい尾をふりまわし
仲間と戯れているのか
尾長

庭園のなかの
人工の滝の
とどこおらず
たまらず
流れていく水をおいかけて
仲間と大きな声で
鳴きかわすのか
尾長

池をはさんだ
さびしいベンチに
曲がった腰を
ちょこんとのせて
一心に
カメラの液晶をのぞきこむ
老人

一瞬できえさる
尾長のダンスホールを
切りとるように
シャッターをおした
老人

そのうしろ
道をはさんだ
ベンチで
それを見ている男
これがわたし

尾長も
老人も
わたしのいる場所からは見えている

それを見ている
わたしを見ている
この視線はなんだろう
わたしにわたしが
くっきりと
はっきりと
見えている





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偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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