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蟷螂

かまきりと遊んだ

日陰でやすんで
あせを涼風にかわかしていると
ひとつのかまきりがやってきた
ちこちこ
ぼくのあぐらの膝のほうへ

その姿が
あまりにかわいらしいので
たまらなくなって
ちょこんと その小さな頭を
小指のさきでつついてみた

かまきりは
半歩だけ退いて
その斧のような両手を
雄々しく広げた
執拗にくりだす
ぼくの小指のジャブの連打を
美しいほどすばやく
合理的な 最小の動きでかわしつづけた

たまに指先が頭にあたろうものなら
猛りくるって
そのふたつの斧を頭上にふりまわす
ははは
と笑いながら
ぼくはいつまでもかまきりと遊んでいた


暑い午後
煙草をふかしながら
かまきりと遊んだ
そのちいさな命の
退かない生き方に
その不退転のファイティングポーズに
ぼくは心底
感動し
敬服していたのですよ

また遊んでください






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偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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