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風景にわたしがいない
わたしの目がみている
この風景に
わたしがいないなんて おかしい

陽にやけた
手の甲ばかりを見ている
黒く たくましく かたい
手の甲ばかりを見ている

てのひらは
しろく やわらかい
ぐっとにぎり
こぶしをつくる

わたしはてのひらの中にある

てのひらを見つめるとき
人生の足は
すこしのあいだ
立ち止まる
三十二年
使い古しの
このてのひらには
いいようのない
物語がある








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No title

そのてのひらで、なにかを掴んだり離したり
触れたりなでたり、あるいは叩いたり怪我したり
32年分の人生が詰まってるんですね
偕誠さんはそのてのひらを見て
何を思うのでしょうか

陽炎さん

コメントありがとう。

> そのてのひらで、なにかを掴んだり離したり
> 触れたりなでたり、あるいは叩いたり怪我したり
> 32年分の人生が詰まってるんですね
> 偕誠さんはそのてのひらを見て
> 何を思うのでしょうか

自分の姿をうつすのは鏡ですが
掌にはぼく自身がうつるように思います。
この手でつかめるものを考えたり
この手でなせることを探したり
この手で抱きしめることを欲したり・・・
いまはただ、眺めてばかりいます。

No title

手のひらかぁ
手相占いというのもありますね
やはり
いろんなものがつまってるのでしょう。

これからも大事にしてください。
手のひらに思い出を刻む旅ですね^^

No title

人は掌を握りしめて生まれ、掌を閉じることで一生を終わりますね。
掌は毎日変化しています。日常の移り変わりを刻んでいるのです。
子供の頃、「おまえのてのひらはシワが多いからくろうするぞ」と友達にからかわれました。
そういわれるのが嫌で僕は掌を開くことをしなくなった。
あの頃に隠したまま僕は今日まできてしまったのです。
偕誠さんの詩を読んで思い出しました。
僕は自分の掌を見るのか怖いんですよ。
じっと手を見ていると自分が浮かんでくるような気がします。
すると、運の悪いことだけを数えてしまうから。

七瀬さん

コメントありがとう。


> 手のひらかぁ
> 手相占いというのもありますね
> やはり
> いろんなものがつまってるのでしょう。

そうか、占いもそういえば掌をみますね。
不思議なものですけど
あれが手の甲だったら「占い」って感じしないかもしれませんね。

> これからも大事にしてください。
> 手のひらに思い出を刻む旅ですね^^

素敵なフレーズですね。
思い出を刻む旅、ともに行くお友達^^

otosimonoさん

コメントありがとう。


> 人は掌を握りしめて生まれ、掌を閉じることで一生を終わりますね。
> 掌は毎日変化しています。日常の移り変わりを刻んでいるのです。
> 子供の頃、「おまえのてのひらはシワが多いからくろうするぞ」と友達にからかわれました。
> そういわれるのが嫌で僕は掌を開くことをしなくなった。
> あの頃に隠したまま僕は今日まできてしまったのです。
> 偕誠さんの詩を読んで思い出しました。

手のしわは、胎児がにぎったちからでつくものらしいですね。
苦労がおおいとも聞くけど、逆に幸福の手とも聞きますよ。

> 僕は自分の掌を見るのか怖いんですよ。
> じっと手を見ていると自分が浮かんでくるような気がします。
> すると、運の悪いことだけを数えてしまうから。

otosimonoさんの記事を拝読していると「たなごころ」というものを感じます。
しずかにひらいて、やさしく語りかけてくれるような
人生のきびしさと、素晴らしさを、同時に教えてくれるような。
それはまさに掌のようだと感じます。
苦労も、優しさも、ともに掌のなかにあるようです。

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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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