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日記5-30

今日と明日で、今回の静養がおわる。
朔日から、仕事がはじまる。


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4・5年ほどまえか、植木屋見習いをした、最初の会社にもどる。
その決断は、この間までお世話になっていた会社との
決別になるもので、それは避けられないものだった。
だからその選択をしなかった。
実はだいぶ前からそうしたかった。
でもぼくには「忠誠」という大事にしたい徳目がある。
ひとりよがり、自己満足、などと言われても仕方ない。
それがぼくという人間なのだから。
大好きだった祖母から幼いころに受けた儒教的な洗礼は
この年になっても残っている、どころか、色濃くなっている。

けれど、いま、貯金が減りはじめ、体重は増えはじめ
仕事を早く見つけなければいけない。
前の会社からは応援要請がきている。
これまでならそれにひょいと乗ればよかった。
でもそれを断って、探していた。
条件の合う会社を見つけた。それが前の前の会社だった。
職安経由、電話一本で、面接なんかいらない、
明日にでも来てくれと言われる。
それではちょうどいいので月曜から行きますといい、
電話を切ると、前の会社からメールが来ている。
戻ってこいよ、と。
でもそっちは正社員じゃない。雇用・労災の保険すらない。
2か月も膝の治療とリハビリをしなくてはならなかったことは
まだピカピカに新しい記憶だし
ここに一々書き上げられないほど、たくさんのことがあった。
もうずっと前から、お別れをしたかったのだ。

それで今回の静養中ずっと、あらゆるものを秤にかけてきた。
ぼくは何より家族が大事。
そのためには自分の健康管理が大事。
そのためには職場を選ぶことが必要。
(世の勘違いしてる人事担当に言わせてもらえば
会社が人を選ぶんじゃない、人が会社を選ぶんだ
選んで面接を受け、選んで働きつづけ、そして選んでやめるのだ)
ぼくは自分の選択のしりぬぐいをしっかりできたか。
ぼくは忠誠をつくしたか。
ぼくは恩に報いたか。
もらった以上のものを差し出せたか。
答えはぜんぶ「よし」だった。
なら、自分に嘘を吐くこともない。
堂々と選択すればいい。
それが結論だった。

前の会社の、同僚たちは理解してくれた…と思う。
(仮に理解を得られなかったとしても別にいい)
社長は激昂した。
べつにそれでいい。選択をするというのはそういうことだから。
できれば、それはもちろん、穏便に別れたかったけれど。
一年以上、保険もない状態で働いた。
このまま続けていれば、今回のような長期の休養を
とらなければいけない時に、一家が路頭に迷うかもしれない。
入院したということにして、休みなさいと主治医がアドバイスしてくれたとおり
血を吐く思いで嘘をついた。その嘘の入院期間中も、退院後も声はかからなかった。
だから今回の選択をできたのに
それが無事に済んだ後に、自分のところが忙しくなってきたからといって
「戻ってこい」はないじゃないか。
2か月のリハビリの原因はなんだ。
それが原因の今回の大うつはどうなんだ。
責任はぼくがとった。
ぼくの選択に責任があったということだ。
今回ぼくは正社員として保険もすべてそろっている会社を選んだ。
それだけのことなのに、罵倒の捨て台詞をくらう筋合いもなかった。
忠誠は尽くしてきた。給料以上のものを返した自負もある。
捨て台詞にも、謝罪と感謝の言葉を返した。
これがぼくの最後の誠だ。


まとまらない。
どうしてもすこし感情がでてくる。
昨日かおととい書いた記事は消した。
あまりにも感情的だったから読んで恥ずかしかった。
この記事もそうなりそうだ。
そもそも、むだに長い文章はきらいだ。ああ、また脱線している。


―要するにここで自己弁護がしたいのか
弁護士なんてついてないんだから、自分でやるしかないじゃないか。
―自分は間違ってないといいたいのか
自分で責任はとった、と言っている。間違いなんて誰にもある。
別にここでわざわざ得意でもない英語を持ち出す必要もないのだろうけど
英語では「責任」という言葉を、たしか
「反応する/能力」に分解できる。これは選択のことでしょう?
まさにそうだと思う。それが責任で、それが人生を描く。

だから誰が悪いなんて言わない。言うつもりもない。
ぼくも悪いし、彼もまた悪い。だから誰も悪くないじゃない。
後味のわるい思いをしたのもお互い様。
捨て台詞なんて吐くもんじゃないってこと。

とにかく、朔日からはじまる仕事に向けて調整中。
今回の件を背負っていく必要はない。もう終わったんだ。
責任はとった。
妻と猫ふたり、食べるに困らないように働くだけだ。
それがぼくのこれから大事にするべき責任なんじゃないか。



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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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