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気流からはずれた鳥はどうなる

翼のないすずめは
まるでねずみのように
物陰から物陰に
チコチコ
はしっては隠れるばかり
隠れては
また
はしりだすばかり

気流にもまれる鳥
気流に愛されない鳥

クジャクのように派手ではない
ワシのようにたくましくもない
オナガのように美しくもない
すずめのように
つつましく
さっとつかえる翼でいい

気流にのれない鳥はどうなる

ぼくには翼がない
みなが流れをつかんで
ひといきに
あんなにとおくまで
その身を翼ではこぶとき
ぼくはぢべたを歩きまわり
首をひねっているばかり
みんなが大気を泳ぐとき
ぼくはぢべたの影を追い
チコチコ
チコチコ
走るばかり
途方に暮れて
うなだれて

もう見ることできない
遠くへ去った
なかまたちの
羽ばたきの音をおもい
その飛影をおもい
その群れのつよさをおもい
吹きくるかぜに目をつむり
翼のない胸をかぜにあてて
自分の飛影を幻視するだけ

かぜよ
ぼくには翼がない

飛んでは
どこへもいけない
ぼくは
歩くしかない







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うーん

私はコミュニケーションに障害があります。
人間関係が苦手です。
それって
鳥が飛べないのと同じじゃないのかなって
そんなことを考えました。

誠さんも
自分を鳥に見立てたのかな?

私も飛べない鳥です。
一緒に歩きたいです。

光里さん

コメントありがとう!

> うーん
> 私はコミュニケーションに障害があります。
> 人間関係が苦手です。
> それって
> 鳥が飛べないのと同じじゃないのかなって
> そんなことを考えました。

飛べなければ飛べないでいいや。と思いつつ書きました。
歩く鳥でいいや、と思ってます。
昔一緒の鳥だった友人たちの飛んで行った後姿を
言葉にしてみたのです。


> 誠さんも
> 自分を鳥に見立てたのかな?
> 私も飛べない鳥です。
> 一緒に歩きたいです。

一緒に歩いていきましょう。
があ、があ。

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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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