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白い朝

白い朝
レースのカーテンは
涼しい風をうけて
ふくらんだり
しぼんだり
ぼくの心臓も
おなじ理屈でうごいてる

白い朝
しずかに死への思いがうごく
どうしてこうも 死にたがる
生活に不満のあるわけでもなし
命のドラマを目にすれば
すぐにおいおい泣きだすくせに
なぜ自分の命を嫌悪する

「病気のせいです」
先生はいう
「薬をのんでやすみましょう」
妻はいう
「気にやむなよ、ゆっくりいこうぜ」
猫がぼくにいってる気がする

ぼくはどの言葉にも
心底うなずくのだけど
そのすぐあとで
同じ思念が
頭の中を転がってゆくのを見る

それを食い止めるのに精いっぱいで
きょうを充分に生きていけない

いまのぼくにとって
生きるとは
死なないことだ






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No title

生きることは、死なないこと
深いです・・・
私もそうです。

でも、生き物はそこから始まったと思います。
死なないために生きる。
生きる者のスタートを味わってるのだと思います。
つらいけど、信じてください。
いつか、次に進めるって。

死なないこと、大事です。
死を思うこと、つらいけど
忘れてはいけないことだと思います。
一番大事なことを思ってる。
だから
私たちは、すごく一生懸命
お互い
生きることをやめたくないですね。

光里さん

コメントありがとう!


> 生きることは、死なないこと
> 深いです・・・
> 私もそうです。
> でも、生き物はそこから始まったと思います。
> 死なないために生きる。
> 生きる者のスタートを味わってるのだと思います。
> つらいけど、信じてください。
> いつか、次に進めるって。

「生きる者のスタート」ですか。
うーん。考えさせられる言葉ですね。
それを味わう意味がきっとあるのでしょうね。
信じていきたいです。

> 死なないこと、大事です。
> 死を思うこと、つらいけど
> 忘れてはいけないことだと思います。
> 一番大事なことを思ってる。
> だから
> 私たちは、すごく一生懸命
> お互い
> 生きることをやめたくないですね。

はい。
あきらめたら次の瞬間にはずるずるひっぱられて
行きつくところはもうわかってますからね。
頑張るしかないですね。
いつもありがとう。

No title

>いまのぼくにとって
>生きるとは
>死なないことだ

 無責任だけれど僕はこれが正しい答えだと思っています。
 かつて、サトウハチローさんにお会いした時、こんなことをおっしゃっていました。
 「僕の心臓はね。夜の数だけをかぞえているんだよ。眠っている時に死んでいない証拠としてね。」
 比叡山の大阿闍梨であった酒井雄哉さんが僕にこう諭しました。
 「生かされているうちは精一杯悪あがきして生きておったらええ。勤めを終えたと神様が思うたら、生きたくても死ぬようにできとる。もう休んでよろしいとね。生きるのは恵みであって、刑罰みたいなもんなんだよ。」
 そして、「頑張らなくていい。頑張るのは一瞬だけで充分。いつもがんばってたら身が持たんようになる。人は強くない。」
 生きる目的なんてわからなくていい。そんなもの最初からないのだから。
 こう言ったらあまりにも捨て鉢すぎるでしょうか。

 


otosimonoさん

コメントありがとう!


>  無責任だけれど僕はこれが正しい答えだと思っています。
>  かつて、サトウハチローさんにお会いした時、こんなことをおっしゃっていました。
>  「僕の心臓はね。夜の数だけをかぞえているんだよ。眠っている時に死んでいない証拠としてね。」
>  比叡山の大阿闍梨であった酒井雄哉さんが僕にこう諭しました。
>  「生かされているうちは精一杯悪あがきして生きておったらええ。勤めを終えたと神様が思うたら、生きたくても死ぬようにできとる。もう休んでよろしいとね。生きるのは恵みであって、刑罰みたいなもんなんだよ。」
>  そして、「頑張らなくていい。頑張るのは一瞬だけで充分。いつもがんばってたら身が持たんようになる。人は強くない。」
>  生きる目的なんてわからなくていい。そんなもの最初からないのだから。
>  こう言ったらあまりにも捨て鉢すぎるでしょうか。


「眠っているとき」の「死んでいない証拠」という表現にすこし驚きました。
むかしそんな詩を書いたことがあるのです。
もっとでたらめな文章でしたけど…。

頑張るのは一瞬…。それもきっとお知らせがあるのでしょうか。
あ、ここだな、この一瞬のために生きてきたのだな、という瞬間。
そういう実感。
それを感じられる瞬間のためにいきてるんじゃねえか、と寅さんも言ってました。

「捨て鉢」だなんて思いません。ほんとに、意味なんてないと思いますから。
「恵みであって、刑罰」でもあるという言葉もおもしろいです。
そのふたつが、両立するとは。
生かされてあるめぐみ、そして生かされてあるという刑罰、か。
以前貴ブログで紹介してた「天刑」という言葉の片りんを思い出しました。

この、感情に社会的な障害のある脳みそで生まれてきたこと
それを助長するような自堕落な生をおくってきたこと
それにふさわしい刑としての、ある種孤立しがちな煩悶のあること
それにしたって、生あるものはすでに迷い悩むようにできていること
ぼくの懊悩や焦燥はぼくだけのものではないということ
それから、「天刑」ということば…

いろいろ考えさせられます。
いつもありがとうございます。

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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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