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ある昼の叫び

ナイフよりとがらせた鉛筆で
なぐりつけるように書くのはなんのためか
折れて破片の突き刺さることを願いながら
振り回すこの右手に祝福あれ

羽毛よりさらに軽い精神
煮えたぎる湯をなみなみたたえた寸胴より重い精神
なまりのように鈍く愚かな精神
鳥の唄声よりさらに楽しい精神
野良猫のように聡い精神
大音響とともに炸裂する雷のように震わす精神

みな、ここにあり
みな、かつてあり
そしてこれからもありぬ

泥の沼の中でだけやっと平静になれる精神
血みどろの惨劇の中でやっと産声をあげた精神
芝居がかりな昂揚をとことん嫌う天然の精神

えぐりとり、たたきつけ、ふみにじることでしか
己をわきまえることのできぬ、この暴虐の
むこうみずな、自己陶酔の自己憐憫の
どこまでも肥大する自尊心の首を絞めつづける
この醜い、最後の、そして最初でこれっきりの
わたしの精神

病んでいるのはわが精神か
病んでいるのはこの田園か





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偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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