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脳内散歩、片手にオーケストラ

なぜ言葉をならべ
文章をつむいでいくのか

なぜ音符をならべ
音楽をつむいでいくのか

なぜ色をならべ
絵画をつむいでいくのか

なぜ
人は今日生き
明日に生きようとするのか

酸素の存在理由を明らかにできぬように
それらはとうていわかりようもない

人のわかることなど
どれほどのものか
わからぬままにつむぎ
かなで
うたい
わらうのだろう



星雲にのぼろう
フラッグをたてよう
涙はおぼれるほどの
光のなかへほうりなげて

こっちへおいでと
宇宙の闇がてまねきしてる
こんなにもふかい闇の中に
こんなにもはげしい光をみる

舞い散るさくらの花びらにとびのって
錆びた鉄棒をくぐって
運動場のはしからはしまで
あのこのハーモニカの音にあわせて

がりりとかじった
れもんのすさまじい存在誇示
はじき出されてよろめくあれが
ぼくの青春の血豆のようだ

沈黙
ぼくのもっとも愛する音が
その中にある
そう呟いて、その時にはもう沈黙はいないと気づき舌打ち

鍵盤をはねるのか
絵筆をはじくのか
それとも万年筆をけしかけるのか
どれも同じだどれもどれもどれもどれも
どれもどれもどれもどれも
自分が自分にする最低限度のつぐないだ

うたえ
うたえ
さけべ
夜があける

逃げ転がる魂を犬のように追いかけて
ごろごろごろごろ
どこまでもかけ続けていくのが人生だ
飯を食うなどそのあとでいい
月をめでるのもそのあとだ
まず走れ
まず走れ
まず走れ

気づけば砂漠にひとり
気づけば月面にひとり
気づけば電線にひとり
気づけば棺桶にひとり

「ぼくを幸せにしようとしないで
どうかそれはぼくに任せて」
お仕着せの幸せに苦笑い
コーヒーの淡い渦にのまれろ

馬鹿をみたくて笑ったんじゃない
笑われたくて笑ったんじゃない
幻想的なセレナーデに寄せる
立体駐車場の上の道化師

はちみつのように甘い真実
はちのように痛い真実
鳥かごの中にいまもつかまえてあるよ
あの日君がおとしたあの青空

音楽は人間から離れ自由
絵画は人間から離れ自由
詩歌は人間から離れ自由
どれもこれも結局は人間のことだとしても


一枚の葉っぱにひとつの詩を

今日の朝に
今日の昼に
今日の晩に
この深夜に
ひとつずつの詩を

詩は労働を離れ自由
言葉の弾丸をこめるぼくは銃

どこまでも貫くただひとつのものは
君がほめたこの魂の色彩だけ
あとは余白
すべて余白

存在を描くなら余白が必要
光を描くなら影が必要
ぼくの光を描くのは
ぼくの影をおいてほかにない

思うままにつづれ

思うままにつづれ

言葉において
ぼくは自由だ






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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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