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起承「転」結

数えで31歳にもなると、人生をふりかえりみて

「転」がどこにあったのか

そこで、どのように転じたのか

うっすらわかりはじめる。


ぼくのこの病気、双極性障害は感情の障害であり

うつと躁をくりかえす。

おそらく、先天的な欠陥だと思う。

自分の脳だけど、当然自分ではわからない。

ただ、いまになって知識を蓄え、ふりかえり類推してみるに

「症状」は、ずっとむかし、幼いころから

発現していたように思うのだ。

……

過去を思い返して、それをひとつずつひもとく作業を

毎日の自分に課しているいま、

絶対に、避けては通れない忌まわしい場面がいくつかある。

そのうち、時系列的にもっとも近いものがH社での数年間だ。

北海道に本社をもつH社で、ぼくは躁鬱双方の両極端を経験している。

もちろん当時のぼくには病識は皆無。今思えば、でしかない。


ぼくはその会社に、ある年上の尊敬する知人の勧誘で入社した。

アルバイトだった。まだ若く、ビジネスの技術も未熟。

逆にいえば、のびしろが充分あったからだろう

すぐに、重要な仕事を任される。

期待に応えるために、一心不乱に仕事を覚えた。

商売に役立つと思われる書籍を読み漁った。

泣きながら帰る夜も何度もあった。

気がついたら契約社員、正社員と立場は変わっていった。

寝ずに勉強し、朝になればもう仕事のことしか考えられない。

付き合いで朝まで飲んだ日も、ビジネス書籍を読みながら眠った。

最初に大きく発現したのは、顕著な躁と、被害妄想だった。

社内のすべての人が、自分の陰口を言ってる気がした。

しかしそれはすべて、自分のせいであり、

自分がもっと仕事ができれば良くなると

さらに睡眠時間を削り、日に日に言動が常軌からそれていく。

今思えば、だ。

躁は、無尽蔵のエネルギーが噴出するのだが、

ハンドルはほぼきかない。

百万馬力のモンスターエンジンを積んでいるのに、ハンドルがない。

でも、躊躇なく、アクセルを踏み抜いてしまう。

そこに被害妄想が加わって、ぼくは完全に孤立した。

情緒は常に不安定だった。

昼休み、有楽町の駅前の空中庭園で、なんど泣いたか。

ここから飛び降りれば…となんど思ったことか。

殺意は、自分以外の人間にも向けられていた。

ぼくは単に、ラッキーだった。殺人をおかさずにすんだのは

たぶん、ラッキーでしかなかった。

ある日、東京支社にいる社長に直談判しにいった。

直属の上司への不満をはきだした。

自分がいかに被害を被っているかを訴えた。

上司は社内不倫をしていた。

ぼくはその現場を見たことがある。

あんな奴の下では働けない、と

自分の無自覚の病状を棚にあげ、ひとを責めた。


病は、必ずしも、自覚をうむわけではないこと

そんなことは、小学生でもわかる。

けど、本来ひとは、自分の病気を自分で見つけることはできない。


だから、そのときの自分を正当化できる、というわけではない。

ただ、苦しんでいたことを、思い出したのだ。


重度のうつを発症し、病院へ行くまでには

そこからさらに恥を上塗りし、苦心する必要があった。


ふう。今日はここまで。涙がでそうになるので…。





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secret

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comment

おはようございます(?)

こんばんは、真咲です(*´v`*)
自分と向き合うこと、偕誠さんの日々を読んで、私もやろうと思いました。
以前Amazonリンク貼って下さっていたので(ありがとうございます)、同じの。

私も双極性障害と診断されています。
怖いような、楽しみなような。

色々辛い思いをされてきたのですね。
それでも向き合うことにされたのは、
かっこいいです。

届いたら、私もかっこいいの仲間入りしますね!(*´▽`*)笑

Re

真咲さん、こんにちはー。
コメントありがとう。

> 私も双極性障害と診断されています。
> 怖いような、楽しみなような。

そうなんですね。先日の記事を拝見して「双極」とあったから
もしや、と思ってましたが…。
つらい作業もでてくると思いますけどやる価値はあると、ぼくは思います。
薬は外部から、あの作業は内部から、といった感じですかね…。

> 色々辛い思いをされてきたのですね。
> それでも向き合うことにされたのは、
> かっこいいです。

かっこいいかどうかはわかりませんが(照)
そうするしかない、と思ったんです。
向き合わないと、前進できない、と感じたんです。
焦らず、少しづつでいいと思います。
ぼくも、亀の歩みで進めてますw
大変ですけど、頑張りましょうね( ^ ^ )

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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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