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涙のパン。

涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の味はわからない。

If you’ve never eaten while crying you don’t know what life tastes like.
ーーーJohann Wolfgang von Goethe


ドイツの詩人、
ヨハン・ゲーテの有名な言葉。

別に小難しいことじゃない。

実感として。

下町の赤提灯でしこたま酔っ払った大工の棟梁が、くだまいていわく

「一人で泣きながらよぅ、手酌酒もしたことねえやつなんかによぅ

人生の、酸いだの、甘いだのが、わかるかってんだよ、おぅ

なぁ、飲もうぜ兄ぃ!…飲もうぜ」

そんな言葉だ。


人生の妙味はそこだろう。

かなしみやいかりで、食欲がなくなることはあるが、

それでもいま生きてるということは、

めしを食って、命を繋いできたからだ。

死ぬほどのかなしみやいかりのなかで

涙をとどめ得ぬまま、めしを食らう。

暗闇のなかで、目だけがにぶくギラつく。

明日を睨みながら、

あるいは憎悪のなかで、

あるいは嫉妬のなかで、

あるいは屈辱のなかで、

狂うほどの感情の洪水のなかで、それでもめしを食う。

いますぐにでもしんでしまいたいほどやつれてなお

生きてやる、という、絶望的な本能が咀嚼をつづける。



そんな体験のことなのじゃないか。

ここにはひとつの、徹底的な真理があるように思う。

当たり前すぎて、哲学の話題にも(あまり)のぼらない。

生きるために、絶対必須な、「食う」ということだ。


(一度脱線して、長々書いたが、おもしろくなかったので削除)


自分がどれだけ深刻にぐずぐずしていても

生きようとする強烈なものが、自分の中にはある。

強制的な力でもって、ぼくらを生へおしかえす力がある。

それが命ならば、

ぼくの命は、ぼくとは無関係に存在している様にさえ思える。


いわく、

「人は皆、生かされているのじゃ」

誰に?何に?

お百姓さんに、というなら首肯する。

が、この言葉はどうやらそういう意味ではない。

自然に? なんぼ自然が偉大だといっても、お百姓さんがいなければ

コメは食えぬ。

神に? ははっ。


右の耳でこのような声を聞いていれば、

必ず左の耳がまた別の声を聞く。

いわく、

「人はパンのためのみに生きているのじゃない」

そうだろう。それは当然じゃないか。

キリンは首が長いだけじゃない!と、そんな得意そうにいうことかいな。

(またもや、脱線。もう、いいや。脱線してこそ)

「生きることは食うことじゃ」

まだ遠い。

「食うために働くのか、働くために食うのか…」

これはシェイクスピアではない。

新橋の、ガード下の、吐瀉物だらけの、汚いラーメン屋で、

安い酒に頭が割れんばかりに痛みながら、つぶやく男のdeception




わるふざけになってきた。もうやめよ。


食うことは、恥ずかしいことじゃあ、ない。





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secret

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comment

お早う御座います^^

涙とともにパンを食べた者でなければ、人生の味はわからない。

私も、この言葉が好きです。
よく、自分を奮い立たせるために傍に置いておく言葉です。
他にも・・・

わたしの最大の栄光は、
一度も失敗したことが無い事ではなく
倒れるごとに、
起き上がるところにある。

ゴールド・スミス(イギリスの作家)


寒さにふるえた者ほど
太陽をあたたかく感じる。
人生の悩みをくぐった者ほど
生命の尊さを知る。

ホイットマン

人は幸運の時は
偉大に見えるかもしれないが、
真に向上するのは
不運のときである。

シラー

この名言たちを常に傍に置いてます。
諦めそうになった時、思いなおす事が出来るから^^

生きることは食べる事。
途中で何も成さずに死ぬ事は
奪った命への裏切り

そう思ってしまって
何を成す力もあるわけでもないままに
生き続けてしまいます。

食うことは恥ずかしい事ではないけれど
私は食い意地が張りすぎなので何とかしないとw

酒とつまみ、このくらいしか生を感じる事がなくて。

No title

Neroさん、コメントありがとう。

きょうはちょいと、心がつかれてるけど、

昨日こう書いた手前、

しっかり飯を食うことにします。

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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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