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date :2017年07月

  • 2017.07.07(金)
  • 2017.07.17(月)

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「君はいつも自分ばかり
その書かれた詩をみてみても
そのどこを切りとってみても
自分のことばかりだ」

「自分ばかりがよければ
それでよいのか
人を思いやる気持ちはないのか
だから友達もいないのだ」

わたしは
そういうことを言われるたびに
うん、もっともだ
そのとおり、と思う

思いはするが
思うだけで
反省もしないし
なんとも思わない

わたしは一生をかけて
わたしの花を咲かせるのだ
夾竹桃のように
鈴蘭のように

内部にたっぷり
毒を蓄え
わたしに触れたすべての人を
毒でおかしてやりたいのだ

毒だけが
毒を制する
あなたの毒に
わたしの毒をかけあわせて

わたしのなかに
生まれたときから調合されたる
この毒が
わたしの目をわたしに向かせる

わたしは一生
わたしのことばかり
うたうだろう
わたしの毒のことばかり

鈴蘭のように
夾竹桃のように

毒のない人間などいるものか




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ぼく、いくつまで生きられるかなあ

生まれてから、死ぬまでの時間
60秒で1分
それが60回まわると1時間
1時間は3,600秒
それが24回まわると1日
1日は86,400秒
いいことわるいこと
たくさんある1日が
いろんな人と過ごす1日が
秒にあらわせばわずかに、5桁
1日が
365回まわれば、1年
1年は31,536,000秒
それが34回まわると
いまのぼく
1,072,224,000秒
いろんなことがあった
ほんとうに、いろんなことが
たくさんの人と出会った
同じ数の別れもあった
それを秒であらわせば
たったの、10桁
人間60まで生きるとみて
ぼくに残された時間は
わずか819,936,000秒しかない
これまで生きてきた秒数より
1桁、少ない
電卓のはじきだす
冷酷で鋭利な数字
残酷なほど簡単な数字

数字の羅列を眺めていると
ぼくは0に目を奪われる
0はすごい
0は大発明
0は無をあらわすけれど
本当の無ではない
無という言葉を発すれば
もうそれは無ではないのと同じ

ぼくらはみんな0だった
まるい、まるい
無のなかにあった
1になったり
2になったり
くっついたり、離れたり
目はふたつ
鼻ひとつ
心臓ひとつ
足はふたつ
それも、秒とともに変化する
父は病で脚をひとつ失った
叔父は脳の半分ほどを失った
母は3人の子供を産んで母になった
ぼくは妻と出会って2人になった

人をあらわす数字はめぐる
目まぐるしく、狂ったように明滅をくりかえす
視力は0.1以下になり
記憶力も数%衰えて
残す時間も9桁になったいまのぼくに
かわらずあるものがひとつある
0だ
これはきっと、魂をあらわしている
ぼくの魂は0個ある
0だから、誰にもさわれない
0だから、増えもしないし、産みもしない
0だから、減りもしないし、失せもしない
0だから、目には見えない

ぼくの0はかわらず今もある
ぼくをとりまく数字の羅列の中央に
どっかと座って
ぼくを見ている
ぼくは死に物狂いで生きなくては
この身がよじれても
そして倒れても

∞に等しい1秒というものが確かにある
いまのぼくにはそれがわかる
子供のころは
一生が永遠に続くと思っていた
それがいつか終わるなどと
考えもしなかった
長かった夏休みはもう終わった
目のまえには宿題が山積みだ
税金、就職、年金、保険、借金、葬祭、遺言、家族
もう、二学期を迎えている
ぼくはこの人生の終わりまでに
一枝でいい
美しい桃色の花を咲かせたい

幹よ、太くなれ
葉よ、繁れ
1秒、1秒を、この年輪に刻め
種を落とさずともよい
あだ花でもよい
ぼくの花を咲かせるために
渾身の1秒を、いま、生きろ




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石を積む

わたしの人生は
まるで賽の河原です

積んでは崩し
また積んでは崩される

鬼はやってきて崩すのではなく
鬼はすでにわたしの内にあるのです

ひとつひとつ
石を積み上げるのもわたし
もういいや、と
仕上がりつつある石塔を倒すのもわたし

はてしない徒労
繰りかえされる歔欷と緘黙

いつまでも彼岸に行かれない
お地蔵さまもまだ来ない

56億7000万年
待ってみよか
ここで、こう
またひとつ、石を積みつつ



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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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