01123456789101112131415161718192021222324252627282903

date :2016年02月

  • 2016.02.22(月)
  • 2-22

夏まで

夏までなんとか生き延びやう。

これがいまの
冬の
春の
目標

夏まででいい
なんとか生き延びやう。



にほんブログ村 ポエムブログ 散文詩へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

一行詩・二

ぢべた這って根っこを切る わらうか鴉


いつか死ぬだけの道中たのしむ


たまたま生きてゐる今日


さんじゅうにどめの冬まだ青春のるつぼにある


おさなごの無知と無垢ふたつながら宿す妻の眼


空が青い今日も生かされている


テレビを消すとこころ穏やか


わたし うちで さんばんめの ねこ


ふと起きてみればあれもこれも夢の所有





にほんブログ村 ポエムブログ 散文詩へ
にほんブログ村

2-22

冬の鬱が
どうやら訪れたやうだ。

今日は職場まで行って、ダメそうだったので
直接社長から休みをもらった。
ちょうど昨夜から胃腸を派手にやられてしまったので
それを理由に。

往復一時間半。
仕事をせずに、帰ってきた。
朝のうちに出て、朝のうちに帰ってきた。

それから、抗不安薬を飲んで
胃腸の煩わしさをもてあましながら
もそもそ食べては眠り
眠っては覚め、を繰り返していた。

胡蝶の夢
のようなふわふわした存在になった自分をよろこび
そのとき見た景色を、ツイッターにメモする。
そしてまた眠る。

猫がふたりしてぼくの顔を覗き込んで
くんくん、濡れた鼻をまぶたにおしつけたり

妻が仕事からかえってきて、チョコのうまい菓子を食わされたり。

夢の中ではきらいなあいつに大いに意地悪な復讐をしたり

妻の「ねこ言語ものまね大会」がひらかれていたり。

ぼくがまどろみのなかでうろうろしていても
地球はまわっているし

このまま鬱に引きずりまわされて
なにも見えなくなったりしても
そのときも
きっとこうして
世界はカタコト歯車の音たてて

ずっとまわっていることだらう。


夜が来た。
ぼくのきらいな夜。

眠るだけだ。
そして眼が覚めたら、明日こそ仕事だ。

本音は「行きたくない」どころか
「何もしたくない」

「生きたくない」

やれやれ、二月いっぱい逃げ切れそうだと踏んでいたのにな。
ごまかすのはよくない。認めたほうが結果よい。
鬱がやってきたんだ。





にほんブログ村 ポエムブログ 散文詩へ
にほんブログ村

二月ノ鬱

(今日)

木々に新芽が
花に蕾が
つくこのころに
焦燥に駆られるのは
いつものこと
死にたくなるのも
いつものこと


(昨日)

鬱がくれば亀になる
布団の中に隠れてしまい
頭と手足をすこしだけ出す
甲羅のない亀よわい亀
甲羅がなくてはあるけない


ああ、それとも
はつきり白状しやうか?
布団の中にしか居場所がないと
パーカーのフードを目深に
毛布で全身おおいかくして
のそのそ 這うやうに
カタツムリのやうに


(一昨日)

森田童子
ぼくのかわりに泣いてくれる
ぼくのかわりに死んでくれる
友川かずき
ぼくの怒りを叫んでくれる
ぼくの悲しみを見つけてくれる


破裂する
そこ 限界まで
なんとか生きている
と 思っているのに
まだ破裂しないし
まだ悩みはふえる
ぼくはもっと強く
あるいはもっと弱く
生まれたかった


あの頃の無垢を連れて
慟哭の汽車は走り去る
この広い
時間とよばれる平原を
追いつけやしないのだ
無垢は連れ去られていってしまった



(もっと前)

覆面をかぶった子供たちばかりが乗る
夜行列車
マイナス1℃の闇をつんざく汽笛と
子供たちの奇声

そうして鬱が来る
夢をみたんだ







にほんブログ村 ポエムブログ 散文詩へ
にほんブログ村

月に

月をしりませんか
ぼくの月を
月を見ませんでしたか
ぼくのまあるい
まあるい月を

あれに映っていたのは
ぼくの顔です
ぼくはぼくの顔を
なくしちまった
忘れちまったんです

月をしりませんか
ぼくの顔をうつした
あの
まあるい
まあるい

月を





にほんブログ村 ポエムブログ 散文詩へ
にほんブログ村

自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

リンク

Welcome!

OfficeK

応援おねがいします

ブロとも一覧

検索フォーム

RSSリンクの表示

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR