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date :2015年11月

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日記11-20 「Freestyle」

ずっと書きたかったんだけど
なかなか時間がつくれなかった。

まずは
退職してからのこと。
一週間くらいして、頭がさめて
暴言を吐いたことだけ謝ろうと思い、社長に連絡。
話し合ったすえ、もう一度お世話になることになった。
ぼくはもうやめたつもりで、次の職場を探していたけど
やっぱり家族のことや、自分の病気のことなんかを考えて
戻ることに決めた。仲間は喜んで迎えてくれた。

仕事をとおして
失敗や成功をなんどもこえて
ぼくは成長してきた。
今回得た教訓のいちばんは
「ひかえめに」という魔法の言葉だった。
頑張る、か、頑張らない
いわば白か黒か、という姿勢になりがちな自分を
やさしく戒める魔法の言葉。
頑張る、ひかえめに。
一所懸命やる、ひかえめに。
貢献する、ひかえめに。
こうやって「ひかえめに」という言葉を毎日、毎時間、繰り返しとなえている。
それだけのことで、仕事のストレスは激減した。


それから
タイトルにも書いたFreestyle
ぼくはレゲエ音楽が好きで、毎日聴いているし
職場までの往復80分のバイク通勤の時間には、ずっと歌っている。
もともと、17歳くらいの一時期、HIPHOPにはまったので、ラップは大好きだった。
それから十数年、音楽をたのしむことすらない日々が続いていたのだけど
ここ最近、また火が点いたのだ。

「MCバトル」または「フリースタイルバトル」という
いわば口喧嘩をとおして
ラッパー同士がその腕を競い合う、というスタイルがある。
これは昔、ストリートギャングたちが縄張り争いなどを
無血で解決するためにうみだしたスタイルだ。
より「ヤバい」ほうが勝つ、という単純なルール。
ダンスでも、同じようなスタイルがある。
そんなMCバトルが、面白くてしょうがなくなり
この数か月、どっぷりはまった。

そもそもフリースタイルというのは
ビートにあわせて即興でラップしていくもので
即興ならではのとんでもないフレーズが出てくるので
それがたまらなく面白い。
これは自分でやるようになって、より強く感じたことだ。
ぼくはバトルにもサイファーにも参加する気はないし
この先もひとりで楽しむだけだが
ひとりで通勤の間やってるだけでもこんなに面白いのだから
もうそれだけで生きていける、という人がいても不思議はない。

即興で、次から次へと言葉をつなぐことは
なかなかむずかしい。
でもそれを強いてあそんでいるうちに
思いもよらないフレーズがポンと飛びだしてきたり
そのむずかしい中にだけ、うまれてくる言葉があるし
そうやって言葉の新しい一面に気づくこともあるのだ。
言葉というのは、もとよりそれ自体に「音楽が含まれている」と思う。
それがいわゆるライム(押韻)であって
ふるい漢詩ではあたりまえに駆使されていたものだ。

とかなんとか、いろいろと
このごろは言葉に対する自分の視点が
すこしずつ、なんというか、変容しつつ
変りつつも、なぜかあるべきところへ還っていっているような
居心地のよさを感じている。
近いうちに、ぼくの詩のスタイルができあがるのかもしれない。



Freestyleの例。バトルではない。

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ビート

耳をこころにむければ
聴こえてくるこのビート
死のきわにあえぐ時代の息づかい
はたまた
いままさに生まれんとする
新たな時代の胎動か
期待はずれの人類たちが
今日も地面を踏み鳴らし
時代のリズムを奏でている
そこにわたしのステージがある。





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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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