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date :2015年10月31日

日記10-31退職

怒りは
おもい泥のように
心に沈んでいく
ためこむほどに
おおきな
おおきな反発をうみ
爆発するだけだ

それが病気のせいかどうかは
ともかくとして
ぼくはそうして
感情を爆発させて生きてきた
怒りは破壊に直結することを
ぼくはもう知っている
それが
汗をかきかき築きあげてきた地位や信頼を
山谷こえてはぐくんできた友情も人間関係も
ときに家族の絆でさえ
すべてをこなごなに粉砕し
白紙にもどしてしまうことを
ぼくはもう知っている
それまでの努力も
つみあげてきた成果も
なにもかもを壊し
ただやるせない倦怠と
怒りのものうい残り香のみをのこして
霧散していってしまうことを
ぼくはもう知っている

何度も何度もくりかえしてきた
そのたびに深く反省し傷つきもし
今度こそはと誓った
それでもだめなのだな

人より感情の量が極端におおく
抑制のきかない男
我慢や忍耐を美徳とする教育の中で
たたかれるように育ってきたから
なんでもため込んで
爆発をくりかえしては、白紙からやり直す男
救えない男

かわいそうな妻






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手紙

拝啓、国家さま

秋です
秋には大量の葉が
まちかどのいたるところで舞うでせう

あきらめるという
静かなたたかいを
舞う葉のいちまい、いちまいが教えてくれています

樹木はひっそりと
その身につけた葉をおとしていきます
弱い葉をつけたままでは
厳しい冬を
こえることができないからです

人は
そこに
あきらめるという所作を
学ぶことができます
あきらめて、なお
進むという生き方を学ぶのです


ただし
国家はそうあってはなりません
もしそうしなければ
国家が冬をこせないのであれば
どうぞわたしから殺してください
しずかに
闇にほうむるように
精神を病んだ、詩人かぶれ
社会的価値など
これっぽっちもないおとこです
ひとふりでパサリと落とせませう

さあ



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百年後

1945
何があったか
誰もがもう忘れている


百年後
とはいわず 一年後
安保デモがあったことなど
すっかり忘れ去られている
百年後
当事者たちは
ひとしく
みな永眠し
かの論争の名残をのこす
なにものもない
百年後
人間が汚辱にまみれながら
なお生き残っているならば
また新たな闘いにあけくれながら
一方でまた
そのふたつの掌をあわせて祈り
そのこぶしをふりあげて叫び
平和を希求しているのだらう
百年後
人間が
その闘いの記憶が
生き残っているならば






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夢日記・盗賊

一度死んだ父を
もう一度ころされた
なんという怒りだ
父はいわれなき二度目の死をあじわった

この事件は先日からつづく
ゆめのなかにおける
あの一連のいたましい不愉快な事件と
裏で密接につながっていた

奴らを後ろ手に数珠つなぎに縛りあげてしまうまでは
ぼくは鬼となることも厭わないだらう




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逃げきれぬ

このごろは
詩もよまず
書きもせず
とくに思いもせず
暮らしていた
それでも
詩は
ぼくの人生に
ぴったりとよりそい
まとわりつき
ふりはらうことができない
だいぶ
好かれているのだな と
こそばゆい心持のなかでおもう

詩はぼくの影なんだろう
どこへ行ってもついてくる
では
光はなんだろうか

鬱の
絶望的なくらやみのなかで
わずかな光がうみだす
もろい影の頼りなさや
はかなさや
うつくしさ
その光の正体とは
いったいなんであろうか


そんなこともわからぬまま
今日もぼくは
ぼくの影法師をめでる





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色のなくなる日

珊瑚の死に絶えるほどに
海が海でなくなれば
水色という色はなくなっちゃう

空気がよごれ
空が宇宙をうつさなくなれば
空色という色はなくなっちゃう

世界から水色がなくなっちゃう
水道水の色にかわっちゃう

死んだらひとしく閉じるまぶた
生きてる間に なにを見るか
死んだらまっくろ
だから今日みあげるこの青空
すみきった
とびきりのこの水色





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一期一会

Neroさん、どこ行っちゃったかな
もう帰ってはこないのかな

ピピネラさん、どうしているかな
もう帰ってはこないのかな

ノブさん、忙しいのかな
また革命の話をきけるかな

あたらしく会えた
ここでの友人
大いに語り合った
ここでの友人

ああ
さみしいけれど
仕方ないよね

噛みしめるひとつの言葉





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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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