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date :2015年07月04日

言葉

わたしはこども
父と
母の

詩は
わたしのこども
父は
言葉
母は
言葉ではない
何か

詩は
本当に
言葉のなかにおさまっているのか

言葉では
訪ねることの
けっしてかなわない
とおい
とおい
むこう
しみだしてくる
そのなにかが
詩の
お母さんなのではなかったろうか








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傷あと

傷がほこらしいときがある
この傷あとは
わたしが今日まで
迷いながら
喘ぎながら
叫びながら
ふらふら
よろよろ
生きてきた
唯一の証なのだとおもうとき
この傷を
頼もしくも
ほこらしくも
思うのだ

わたしは何に傷つき
何を憂い
涙をいくつぶこぼしたのか
それだけが
わたしの生きてきた証になるのだ

ああ
だから
魂よ
わたしをいつまでも
剥き身でいさせてくれ
切られても
焼かれても
ぶたれても
こごえても
魂よ
裸のままで
その
むきだしの 無垢のままで






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交差点

交差点のむこうから
歩いてきたのがあなただったとして
わたしはそれに気づけたか
それともただすれちがったのか

ひとめでも
わたしはあなたを見たのだろうか
あなたはわたしを見たのだろうか
その瞳を かわした瞬間はあっただろうか

袖が触れあうことがあっただろうか
あるいは手をしっかと握ったろうか
その手をあなたは握り返したろうか
わたしは何かを話しただろうか

交錯は
交差点の一瞬
点滅する青信号に目を奪われた一瞬に
出会わずに別れていく

握られたはずの手を
話したはずの言葉を
見かわしたはずの視線を
わたしはどれだけもっているだろう







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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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