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date :2015年07月01日

  • 2015.07.01(水)

このあたりは
毎年
じつに多くの蜂たちが
巣を営んで
ぶんぶん ぶんぶん
凶暴な羽音をまとい
シャリンバイや、ツツジのかげから
あっちの空へと
ぶんぶん ぶんぶん
飛び回っているのだという

「さしずめ
蜂の六本木ヒルズか
はたまた青山、成城といったところか」

とにかくそんな場所で仕事をするので
わたしは手の甲を刺されてしまった
指も曲がらぬほどに
腫れあがってしまった手をさすりながら
巣の周りを警戒する
猛り狂った兵士たちを凝視していた

「いやいや
刺される、刺される
ここは蜂地獄だ」

なるほど
蜂地獄
それはよい例えかもしれない
人の住みよいあの街なんかも
よくよくみれば
地獄のように見えるのだから
人間地獄
とでもよぶのだろうか
そう言う人を見たことはないが

「ほれこのスプレーをひと吹きすれば
くるくるまわって落ちていきよる」

こわれたネジのように
つぎつぎ地に落ちていく兵士たちを
わたしはなおも凝視していた
やがて兵士らの守っていた巣は発見され
人の手によって 地にたたきつけられた

おや
足元の巣の中から
いくつもの目の玉が
こちらを見ている






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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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