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date :2014年04月22日

  • 2014.04.22(火)
  • 4-22

4-22

雨だし、用事もないので

ジョギングと家事とトレーニング以外の時間は

先日いきつけの古書店で見つけた

トルーマン・カポーティの「冷血」を読んでいた。


冷血 (新潮文庫)冷血 (新潮文庫)
(2006/06/28)
トルーマン カポーティ

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いま460ページ。あと100ページちょっと。

このノンフィクション小説が出来上がるまでの

作家の姿と、死刑にされる青年とのやりとりが、映画になっている。


カポーティ [DVD]カポーティ [DVD]
(2014/02/05)
フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー 他

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カンザス州の牧場主、一家惨殺事件。

作者は異常なほどの興味をそそられたらしい。

自らの、あるいは他者によるインタビューの山、山、山。

はたして、これは小説なのか、とも思う。

「ティファニーで朝食を」と同じ作者と思えない。

作者はこの作品以後、一作も完成させることができずに

アルコールに溺れて死んでいった。

運命愛のようなものを感じる。


殺害されたクラッター一家(主人、妻、娘、息子)の

日常をこまかくスケッチし(特に娘のナンシー)

また、その四人を皆殺しにする2人の青年

ディックとペリーがどう生きてきたのか、などが

莫大な量のインタビューの集積として

整然と並べられているのを読んでいく。

捜査官のひとりであるデューイが言ったように

クラッター一家より、一家について詳しくなっていく。

と同時に、ぼくは犯人のペリーについても詳しくなり、

若干の後ろめたさを持ちつつ、ぼくはこの

インディアンの血が混じったアメリカの青年を好きになっていった。

いま、彼が捜査官のデューイに自白をはじめたところまで読んだ。

映画をもう既に見ているので、ラストは知っている。

ネットで検索すれば、カポーティとペリーが一緒に撮った画像も

クラッター一家の肖像も見れる。



…戸外は雨。

妻は、緊急手術した伯母の見舞いに。

ねこはふたりとも熟睡している。

ぼくはひとり、この酸鼻な殺人事件に魅せられた

作家に、この一晩付き合うことにした。








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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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