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date :2014年04月

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  • 4-26
  • 2014.04.27(日)
  • 4-27
  • 2014.04.30(水)
  • 4-30

4-1

街路樹の白木蓮が満開。

お花の季節がきたなあ。





妻ちゃんが休みなので午後から遊びにいく。

カラオケ三時間。

久しぶりに大声でわめいて楽しめた。

帰ってからジョギング。

ルートは3パターンほどあるのだけど

久しぶりに通ったコースでさくらのアーチが出迎えてくれた。




ああ、春なんだなあ。



ジョギングしていてつらくなるときがある。

それをこえると、苦しみ自体も楽しめる。

そういうとき、次の一歩を考えていない。

今の一歩だけに専心し、地球を踏みつける。

そういう心境になると、何分走っても

「いま走りはじめた」ような気分で走れる。

ランナーズハイってやつかな。

これを今日、久しぶりに感じた。

数年ぶりだった。


人生も同じようなものかしら。

過去や未来という「線」を捨てて

「点」に集中すること。

いま、ここにある、ぼくを。

いまの、この一歩を、慈しみ、信じ、

全力で踏み抜く。

いま、どこまで走ったか

あと、どれだけ走るのか

そんなもの、思慮の外へ追いやって…

ああ、もう少しでわかる気がするんだけどな…。

明日も走ろう。




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4-2

家事、ジョギング、筋トレ、瞑想。

これがこの頃の「いつも通り」。

体重の減り方が鈍くなってきた。

ひとつめの山だね。

読書もなかなかできない。

時間ができても、なんだか読む気になれない。

お隣さんから、祭の誘い。

ああ、冬が終わったんだなあと再確認。

半纏きて、鉢巻しめて、えっさほっさ、できるかな。

この調子でいけば参加できそうだけど…。

人中にはいるのはちょっと怖い。

というか、ハンダコはけるのかな。

スーツもはけなくなってるからなあ…。



冬がおわると、寒さが恋しくなるのはなんでだろう。

とにかく、春さ。

春が来たのさ。



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4-3

3月の日記をふりかえり読んでみると

いま、けっこう落ち着いてることがわかる。

減量というか、トレーニングに没頭してるから

他のことが手につかないけれど。

生活のリズムは安定し、服薬も適当。

完全な寛解状態といえる、おそらく。

酒はまだ一滴も飲んでいないし、猫も元気。

文句なしに「向上」というか「改善」されてきている

のに!!

この空虚感はなんだ!?

この、「ものたりなさ」は、なんだ!?

おれ!!

どうした、おれ!!!

地球を震え上がらせるような大きな声で

誰もかつて聞いたことのない言葉を吐き出したい!

おおいに叫びまわりたい!!

ここだーって!

ここだぞーって!

月の裏側まで轟く叫びを!

なんなんだ、ちくしょう。

まるで思春期だ。

頭をかきむしっても仕方ない。

どこにもカンペはない。

つぎ、どうする?

このつぎは、なにをする?

なんて言ってるそばから

機会は飛び去っていくじゃないか!

捉まえないか、それを!

羽ばたかないか、もう一度!

どこへ?

しるもんか。

どこへなりとも、飛んでいけ!

ちくしょう。

思春期の傷痕、

文盲の大詩人、

『裏切られた青年』

この、

うすよごれたディレッタント!

火遊びはおよし。



たんたんと。

日々を綴れ。

「今日は妻ちゃんと船橋まで買物に

ジョギングウェアと、春服インナー

本は買わずに二時間直立不動で20冊以上読んだよ

帰りから、雨は本降り、

一本しかない傘さして帰ってきたよ

買ったばかりのウェアを着て雨のなか

町を走ったよ

キャップのひさしからたれるしずく

冷やそうとする雨、あらがう肉の熱

どこまでも走りつづけたい

堀切、お花茶屋、亀有、綾瀬、小菅…

みずたまりをふみつけ、しずくを殴り

帰ってきて筋トレ

頭からたちのぼる湯気を見て思ったよ

ああ、闘いたい!!

もっと、もっと、強いやつと!!

もっと、もっと…」






そう書けばいいんだよ。





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千万億の敗北。

いきるのか?

まだ、生きていくのだな?

よし、腹ぁくくれ。

わずかばかりの勝利を求めて

この勝算うすい一歩を踏みだすのだな。

みあげた根性だ。

歯ぁくいしばれ。

幾千の

幾万の

幾億の

大きな

徹底的な

やけつくような

にがい

くるしい

恥辱まみれの

あまたの

星雲のごとき

敗北を、覚悟したのだな。


それならば、よし。

すすめ。





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4-4

左肩が痛い。

すこし動かすだけで、かなり痛い。

原因不明。

今日は通院の日。

ドクターの顔が、会うたび明るく穏やかになっている。

そこに、自分の進歩を見出すことができる。

他人は鏡。これはある種の真理だろう。

精神的な話にはほとんどならず

もっぱら睡眠や、リチウムの血中濃度や

便秘や、運動・食事の習慣の変化など。

薬を飲む以上避けられない副作用。

それでもぼくには五体が満足に揃っている。

充分と知れ。


もう、なにも怖くないだろう。きっと。



ジョギング、筋トレのあと

痛む左肩をかばいながら、正拳、丁寧に突く。

極真空手の道場に通ってたころ

高名な師匠がケンカの必勝法を教えてくれたのを思い出す。

「勝とうと思わないことだ」

はい?

「このケンカで死んでもいいと、先に腹くくったほうが、必ず勝つ」

じゃなかったら、逃げればいい。

背中に消えぬ傷を負うことになるが

はらくくれないなら、逃げればいい。

笑って、見ててやるからさあ。



さあ。突き進もう。

壁は目前。

相討ちでもかまわねえさ。




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4-7

日記を二日もとばしてしまった。


(4-5)

妹の誕生日パーティーに行けないため

プレゼントだけ渡しに行く。

誰もいないはずだったのだけど

予定外に母と遭遇。

ランチしてるうちに妹も帰宅。

ぼくらが実家にいることを知った甥と姪も遊びにきて

結局姉夫妻もきて、全員揃っちゃった。

甥にも姪にもプレゼントを直接渡せたからよかった。

もうすぐ祖母もデイケアから帰るから、といわれ

結局夕方までいてしまった。

バスで一時間、へとへとで帰宅。

眠りにつくのがかなり遅くなった。


(4-6)

遅く寝たせいか、疲れがたまったのか。リズムが崩れた。

一日、なんにもできなかった。家事もなんにも。

14日間続けてきたジョギングとトレーニングも

ついにできなかった。非常に悔しい思いで

布団の中で歯噛みしながらも、また眠った。

「今日はぼく日曜日」と妻ちゃんに家事を頼む。

働いていないのに…とまた自責に潰れる。

仕方ない。そういう日もあるよと、優しい言葉。


で、今日。

早起きしてハローワークへ。

1社、最高の条件の求人を見つけたが

電話してもらうと行き違いで

経験者のみの応募だった。残念。

もらうものはもらって、トボトボ帰宅。

図書館へサイクリング。

禁煙の本とか借りてきた。

毎日走るようになって二週間。

昨日一日あけたのがすごく気持ち悪い。

ねこのお世話だけして、家事は後回しに走りにいく。

BGMはベートーヴェン第九。

第四楽章が聞きたいためにちょうど一時間走れる。

昨日の分まで走って、筋トレ。

また一から積み立てなおさなくちゃ。

目標は「365日連続でおこなうこと」だから。



濃密な三日間だった。


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4-10

またもや二日とばしてしまった。

どうもこの頃、PCに向き合う時間がない。

昨日も一昨日もジョギング、トレーニングに打ち込む。

体がしまってきた。体重はもう一週間ほど減らないが

増えてもいない。

再就職先を探すよりも、減量よりも

朝起きることが難関だ。

ふくらはぎが、毎日筋肉痛…。


いま、さなぎなんだ、ぼくは。



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穴に落ちた男の話

ある男が
誤って深い穴に落ちてしまった。
一人での脱出は困難だったため
男は声をはりあげて、助けを求めた。
「おーい!誰かいないかー!」

するとそこへ神父があらわれた。
「神父さん、私です。ひとりではよじ登れないのです
どうぞ助けてください!」
神父はその場で跪き、神に祈るとその場を去っていった。

つぎに、医者がそこを通った。
男は同じように叫んだ。
医者は処方䇳を書き、穴の中へ投げ入れると、
また去っていってしまった。

つぎに友人が通った。
「おーい、おれだ!たすけてくれ」
友人は穴の中へとびおりた。
「ばかだなあ、二人とも落ちちゃったらどうしようもない」
友人は答えた。
『おれは前に一度落ちたことがある。
だから脱出の方法を知っているんだ。』


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どうでもいいことなのよ、ムスタッファ

詩人の死!

そう呟いている。

詩人は死んだ!死んじゃった!

30年のこしかた、そしてゆくすえ。

長くない人生のなかで

恋をし、辛酸をなめ、苦渋を味わい、

酒やドラッグに溺れ、

また恋をし、

そうしてそのたびに

ぼくは詩を書いてきたのだが

かつてぼくは詩人であったこともなく

これからもそうはならないだろう

なのに、

むなしさに風がふきぬけるこの心臓をみつめ

つぶやくのだ、このまぬけたディレッタント。

そう、詩人は死んだのだ!と。

生まれる前に、死んでしまった。



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おしゃべりをしよう。

これからジョギングに行く。

そのまえに友よ、ぼくのおしゃべりを聞いてくれ。

体重はまた減りはじめたよ。

大好きなお米を我慢することでね。

この一ヶ月でやっと5kg落ちたんだ。

誕生日までにあと10kg落としたいと思ってる。


おっと、そんなことが言いたいのではなかった。

一番言いたかったことを忘れたよ。

しゃべってるうちに思い出すかな。


毎日決められた時間に

ちゃんとくすりを飲んでる。

先日妻ちゃんがくすりを整理してくれたんだけど

そのときに改めてこう思ったらしい。

「とってもたくさん、飲んでいるのね」

錠剤が入った小さな袋が、朝昼晩、就寝前のよっつ。

それが3週間分だから袋も相当の数になる。

そのなかに色々なくすりが入っている。

彼女は知らないが、ぼくはそのひとつひとつの

くすりの名前と、効果と副作用と、大体の薬価を知っている。

なかでも、副作用は体で覚えたから、もっとも確かだ。

副作用と闘うために、毎日オーバーワークだ。

朝起きるときには全身がバキバキきしむ。

でも今日もジョギングに行くよ。

だからそのまえにおしゃべりをしよう。


なんでこんなに厳しい日課をこなすのだろう。

自分でもわからない。

一体、何のために…。

答えらしきものといえば、あるにはある。

おそらく、食うためだ。

死ぬまで食うに困りたくないからだ。

屋根も壁もある、この中古の家を守るためだ。

そのためには、労働しなくてはいけない。

そのためには、できうる限り健康でなければいけない。

だから走り、鍛え、半日の飢餓に耐えるのだろう。

そのために今日もこれから走りに行くのだけど、

その前に、友よ、ぼくのおしゃべりを聞いてくれ。


ねえ、本当かしら。

本当にぼくは、食うために生まれてきたのかしら?

そして子孫を残すために?

船橋に、ぼくの娘がいる。

もう何年もあってないが、彼女にはぼくの遺伝子が

受け継がれている。

毎月、欠かさず養育費を振り込んでいる。

ねえ、どう思う?

ぼくはもう使命を果たした。

種の保存という役割を。

たったひとつのセリフしかもらえなかった役者のように

AとかBとか記号で表される役名を全うし

そしてあとは、舞台のすみで立っているだけなのかしら?

それに、なんの意味が?

なあ、友よ、友達よ!

ぼくを大きくもし、小さくもする友よ!

ぼくはいま、台所にあぐらをかき

安くて臭いたばこをふかし

だらだらとおしゃべりをしているんだ。

君に向けて!!


一行あけるたびに、ぼくを頭を抱えこむ。

これは病気の苦しみではない。

健康で、生きている故の苦しみだ。

贅沢だろう?

怠慢にも見えるだろう。

でもぼくは、この苦しみに頭を抱えこむのだ。

なんて、退屈な人生だろう!!

十代のころの夢は忘れられ

二十代のころの夢は打ち砕かれ

三十になったいまのぼくには

もはやなんの夢も野望もない。

ただ穏やかに流れてゆく

時のしじまに目を細め

時に嘆息をもらし

時に頭をかきむしる。


夢を追っている時はあっというまに一日が終わる。

ぼくはいま、日々を投げ捨てるように暮らしている。

食べ物と運動に気を使い

ここに吐き出すこともままならず

ひたすら、がむしゃら

ただ、生きている。


ああ、友よ。

なんて退屈な人生だろうね。

ぼくはぼくを生きるために

闘わなくてはいけないのに。

過去のぼくの骸から

あの純白の旗を拾い上げて

高々とかかげ、前進しなければいけないのに

頭のすみでこう呟くのだ。

「こんなはずじゃなかった」と!


こんな自分にうんざりだ。

こんな人生に、もう、うんざりだよ。


さて、ジョギングに行くよ。

話を聞いてくれてありがとう。

続きはまた…






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宗教の話をしよう。

宗教の話は、タブーである。

職場でも、学校でも、おそらくブログでも。

日本人は独特の宗教観を持っていると思う。

イザヤベンダサンがいうところの「日本教」だ。

乳児は神社で祝い、新郎新婦はチャーチで祝い

死ねば念仏でおくられる。

天国と極楽を同時に受け入れながら

神道を含むすべての宗教に寛容なふりをしつつ

じつはそのどれも尊敬していない。


ぼくは小学校のころ、ヨハネの黙示録にはまった。

「何か」を感じた文章をぬきとり、ノートにまとめていた。

なにかのおりに、担任の先生にそのノートを見られた。

先生はぼくの文才を高く評価した。

ぼくは落胆した。

教育者が、黙示録を知らない事に落胆したんだ。


ぼくは14から「非行生徒」になり「虞犯少年」になった。

暴力とドラッグとセックスと酒に溺れた。

荒んでいく日々。退廃的な思考。

友を傷つけ、信頼を蹂躙し、破壊を否、破滅を求めた。

暴走族にはいり、暴力団とも接触した。

どうでもよかった、人生のすべてが。

リアルはそこになかった。

ぼくの先輩がぼくの後輩を殺したときも

大雨のなか、アンパンマンのように腫れ上がった顔をぶらさげ

裸足で家に帰っているときも

ぼくは神仏を呪い、人間を呪い、

それとまったく同時に、救いを求めていた。

あちこちに悪魔がいた。

暴力という、ドラッグという、悪魔がいた。

おれを殺せ、と何度もどなった。

勝手に産みやがって、と両親をせめた。

一日、生きれば生きただけ、常に何かを失い続けた。

その腐った日々のなかに、マリアを求めた。

慈愛を、加護を、導きを、求めた。

彼女はどこまでも、ぼくを愛した。

その彼女をも、悪魔は奪い去っていった。


東京の実家に逃げ込んだのは16のときだった。

毎晩、禁断症状と妄想と闘った。

いつしかぼくは、救いではなく、赦しを求めるようになった。

カトリックの教会を訪れて、懺悔し、

これからは行いを正すと誓った。

だれもいない、物音ひとつない礼拝堂で

ぼくは何度も何度も神に祈り、涙を流した。

それまでのぼくの、すべての罪を

消したかった。


神父について、聖書を学んだ。

ぼくは修道院に行くと決めた。

神父からのお墨付きをもらった。

洗礼の式の数日前、ぼくは明け方の街へ飛び出した。

なんの変哲もない、ギアもない自転車にのって。

確か、ランボーの詩集と、社会科の教科書だけを持っていった。

まっすぐ北を目指し、日本海を見よう。

そしたらそこから東にいけば、父の住んでいる金沢につく、と。

夕方に春日部までついた。

カトリックの教会を見つけだし、こう言った。

ぼくはいま、父の家をめざして自転車で旅行中です。

お金も持っていません。金沢までは教会つまり「父の家」をあてにして

進んでいく予定です。と。

神父さんは飲み物とりんごをくれた。

口渇と飢えは癒された。

寝泊りをお願いしたら、その場にいあわせた中年女性に拒否された。

ぼくは回れ右をして、家路につき

翌日、洗礼をキャンセルするむね、電話で伝えた。

神父もほかのみんなも考え直すようにすすめたけれど

ぼくはもう、信仰を棄てた、とだけ伝えた。

教義が素晴らしくとも、教会とそこに巣食うものたちの

信仰は、ぼくの信仰とはまったくちがった。

ぼくは、完璧を求め、人にもそれを求めた。


聖書はまだてもとにある。おりにふれて読む。

クリスチャンにも、ムスリムにも、禅宗にも、神主にも

ぼくはもう、なんの感情ももっていない。


ただ、思うのだ。

神がいるならば、ぼくの生まれた意味を知っているだろうか。

それを教えてはくれないのか。


神はなぜ、苦難を強いるのか。

何度問いかけても返事はない。

ぼくはジャンヌダルクではない。



ぼくはもう、宗教を必要としていない。

晩年、芥川の枕頭には聖書があったらしい。

自殺する人間がなぜ聖書を読んだのか。

ダンテでも読めばよかったのじゃないか。

地獄篇でも読めばよかったのだ。




人の罪は、神によって赦されるのではない。

自らによって、そして友によって、赦されるのだ。



友よ、ぼくの一切の過去を赦し給え。

友よ、あわれなこのぼくを赦し、祝福し給え。

これを読む友と、これを読まぬ友へ。





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4-19

日記を書くのはひさしぶり。

毎日ジョギングとトレーニングを欠かさず

炭水化物の摂取をおさえ

体重にも気を使い、健康を常に意識している。

主治医はそれを進歩と言ったけれど

ぼくにすれば、それだけのことだ。

ぼくは仕事がしたい。

職種はもうなんだっていい。

昔はあれこれこだわったし

職につけば、その道のトップを目指した。

中卒でも、ハーバードに行かなくても

MBAの内容はしっかり学び、実行できることもわかった。

雑草や虫の名前や性質もおぼえたし

高所恐怖症も仕事を通して克服した。

やればできる、が合言葉だった。

やらなきゃできない。なにも。


でも、もういい。

仕事はもう、なんでもいい。

どんな仕事でも誠意をもってつとめ

もう「その道のトップ」は目指さない。


ぼくは自分のやりたいことがわからなくなって

ずっとうじうじ悩んでいた。

ここ数日、もやが晴れつつある。

まだ確信はないけれど…。



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4-21

ここらでもう一度気合いを入れ直して

日記をしっかり毎日つけよう。

ジョギングトレーニングはもはや日課ではなく

毎日の楽しみになりつつある。

走らないといけない、のではなく

走らないと気持ち悪い。

仕事で汗をかいて帰ってきてシャワーを浴びないときのように

気持ち悪い。

今日みたいに雨降りの日でも走る。


走りながら色々考える。

BGMは毎日、ベートーヴェンの第九。

聞き終えると一時間走ったことがわかるので

腕時計もいらない。

本当にいろんなことを考える。

今までは垂れ流しにしてきたけれど

最近、帰ってきてからそれを書き留めるようになってきた。

座ってる時や、寝ている時とは考えかたがまるでちがう。

それが面白い。

ネタがある程度たまったら、まとめて披露しようと思う。



とにかく、今日からまた毎日書くようにしたい。

みんなのブログは毎日読んでたけど

やっぱり書くことも継続が大事だものね。




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4-22

雨だし、用事もないので

ジョギングと家事とトレーニング以外の時間は

先日いきつけの古書店で見つけた

トルーマン・カポーティの「冷血」を読んでいた。


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いま460ページ。あと100ページちょっと。

このノンフィクション小説が出来上がるまでの

作家の姿と、死刑にされる青年とのやりとりが、映画になっている。


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カンザス州の牧場主、一家惨殺事件。

作者は異常なほどの興味をそそられたらしい。

自らの、あるいは他者によるインタビューの山、山、山。

はたして、これは小説なのか、とも思う。

「ティファニーで朝食を」と同じ作者と思えない。

作者はこの作品以後、一作も完成させることができずに

アルコールに溺れて死んでいった。

運命愛のようなものを感じる。


殺害されたクラッター一家(主人、妻、娘、息子)の

日常をこまかくスケッチし(特に娘のナンシー)

また、その四人を皆殺しにする2人の青年

ディックとペリーがどう生きてきたのか、などが

莫大な量のインタビューの集積として

整然と並べられているのを読んでいく。

捜査官のひとりであるデューイが言ったように

クラッター一家より、一家について詳しくなっていく。

と同時に、ぼくは犯人のペリーについても詳しくなり、

若干の後ろめたさを持ちつつ、ぼくはこの

インディアンの血が混じったアメリカの青年を好きになっていった。

いま、彼が捜査官のデューイに自白をはじめたところまで読んだ。

映画をもう既に見ているので、ラストは知っている。

ネットで検索すれば、カポーティとペリーが一緒に撮った画像も

クラッター一家の肖像も見れる。



…戸外は雨。

妻は、緊急手術した伯母の見舞いに。

ねこはふたりとも熟睡している。

ぼくはひとり、この酸鼻な殺人事件に魅せられた

作家に、この一晩付き合うことにした。








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4-24

頭の中にあることをすべて書き出したら

だれもぼくをともだちと呼ばなくなるだろう。


同じことを繰り返す日々。

朝、重い、鉛のような眠気と闘いながら

布団から這い出て、台所にたどりつき、たばこをふかす。

二言目にはやめなくっちゃなあ、とつぶやくたばこを。

それから部屋を掃除してまわり

猫のお世話をし、薬を飲む。

この頃は朝食後と昼食後の薬を一緒に飲む。

昼前まで起きれないからだ。

そして妻ちゃんが帰ってきて早めの夕食をとるまで

ほとんど何も食べない。水ばかりがぶがぶ飲む。

ジョギング。

様々なことが頭の中で踊りまわる。

他愛もない空想。

病気克服、社会復帰、どう生きるか

色々「考えなくてはいけないこと」は山ほどある。

走ってる間だけ、ぼくは空想にふける。

毎日、体重は少しづつ減ってる。

筋肉もしまってきてるし。前より楽だ。

明日あたりから走る時間を増やそうか。

そう。

そうやってぼくは現実と向かい合ってる。

対処療法的なことばかりだけど

やらないよりいい。すすんでやってる。

今は体力を取り戻し、社会復帰への足がかりとし

病気の波を観察し、自分にできることと

できないことを見極めて、できることから行動する。

これがぼくの日常。

毎日、同じことを繰り返している。

反復は上達への道だ。

継続は力だ。

自分に言い聞かせている。


昨年死んだ父を想う時間が増えた。

父さん、と口にすると

次の瞬間には何を言いたかったか忘れてる。


毎晩、膨大な量の夢をみる。

大渦にのみこまれるように。



「傑作だよ!これはまったくの傑作だ!」

ほう、それはどんなだい?

「いや、それがさ!どうも置き忘れてきちまったんだ」

原稿を、かい?

「いや、傑作をさ!夢の中にね!!」

もう二度と思い出せないのだ。





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夜の息子

タナトス

夜が産んだ子

眠りの兄弟

鉄の心臓


斜めにさす陽光に

風におどるカーテンに

青々しげる芝山に

規則正しい電車のリズムに


君の横顔を幻視する

タナトス

君は眠りのとなり

夜の館にすんでいる


ときどきぼくの

すぐうしろまでやってきて

この太い首筋に手をそえて

髪をひとつかみして笑う

引きつる喉をなんとか操り

「いつだって、いいんだぜ」

絞り出すようにぼくは言う

これまで、何度も、そう、何度も!

苦虫噛みつぶした顔で、なんとかほほえむぼくを

君は大いに嘲笑して去る

君は大いに嘲笑して去る!




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4-25

最近、夢を見るのが怖い。

おそろしいほど、感情をかきみだす、この頃の夢は。

決まって、1時から3時までの間に一度、目をさます。

睡眠剤によろめく足で台所へ行き、たばこに火をつける。

その時点ではまだ、ぼくの肩に夢魔がいる。

トイレで一息、はあーっと吐いて

ふとんにもぐりこんで、祈るように眠る。

毎晩、少しづつ、体から「ぼく」を乖離させ、

薄く、向こうが見えるほど薄くスライスされたハムのように

1mmずつ、気づかれないように、そっとぼくを盗んでいくような。

明日にはぼくはさらに「薄く」なり

そのうちきっと、消えてしまうのだ。

体と、萎縮した脳と、命が残り

呼吸と、脈拍と、喘ぎが残り

記号としてのぼくが残り

「ぼく」はどこかへ消えてしまう。




薬は欠かさず飲んでいる。

運動もし、摂食も慣れてきた。

現実に、一歩ずつ、ゆっくりと歩をすすめながら

背中の目で、ずっと後ろを睨んでいる。

「いやだ、そっちには行きたくない」

背中の目が叫ぶ。悲痛な声で。

「ぼくの見ている方へ!ぼくの見ている方へ!」

かまわず、ぼくは足をまた一歩、前へ送る。

気のせいだ。わずかな気のゆらぎだ。

大丈夫。ここを進んでいけばいい。

奴のいう事を聞けば、ろくなことにならない。

「いやだ、そっちはいやだ!」

ぼくは走り、食い、眠る。

体重の減少を記録し、今日という永遠の瞬間を放棄し

明日に向かって歩く、歩く、歩く!

盲のように!!

聾のように!!

事実ぼくはそうなのだ。

何も見ず、何も聞かず、

影法師だけをチラチラ見つつ

ものも言わず、歩いているんだ。



何処へ??



妻の涙のおちないほうへ。

母の涙のおちないほうへ。



それでいいんだ。

それでいいんだ。





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4-26







お花がいっぱい。あちこちで咲いている。

今日は妻ちゃん休みなので、少しお出かけ。

ジョギングを日課にしてからは

一度も外出しないという日はなくなったけれど

ジョギング中はいつも第九聞いてるし

帽子も目深にかぶっちゃうから…。

駅前の雑踏や、飲食店内の喧騒やらというのは

やはりひどく疲れる。


ぼくの住む葛飾区は亀有や柴又が有名。

養老五年(721年)の戸籍に

「刀良」(とら)と「佐久良売」(さくらめ)

という名が残っている。トラとサクラだ。

その村の名前は、下総国 葛飾郡 大嶋郷というところで

大嶋郷は、仲村里と嶋俣里からなり

この嶋俣里が、いまの柴又ということ。

山田洋次は知っていたのか、いないのか。


今日はその柴又を越えて、隣駅「金町」であそぶ。

金町には大きな屋敷が多い。

樹齢100年はあろうかという大きな松や、欅や、槙。

それが個人の屋敷の庭にすっぽりおさまっている。

妻ちゃんの考えでは金持ちの町がなまって

金町になったのだという…。???


水元公園でだらだらする。

帰りに銀だこでクロワッサンタイ焼きを買う。うまい。


「しばられ地蔵」に願掛けもしてきた。




願いを込めて縛るのだ。一本100円の縄で。

「男結び」という、植木屋の結び方を思い出そうとしたが

思い出せず、手に任せたら手が覚えていた。

入院中の伯母がよくなりますように

あるいは、あまり苦しみませんように…。

大きな鐘もついてきた。あまりに大きな音がでて

少々テンパった。


よく歩いた。葛飾の1/4くらい歩いたかな。

そのあとジョギング。


このごろ寝る前は澁澤龍彦を読んでる。

ずっと前から興味があったのだが、最近ようやく古書店で出会った。


そんな一日。

目が焼けるような陽光だった。



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4-27

枕頭にあるアセトアミノフェン製剤から、

世界平和への思いまで

飛躍させた記事を書いたけど、

途中で気にいらなくなって、全部消しちゃった。

ぼくには偏頭痛をおさめるための薬だけど

それを使って証拠も残さぬ殺人事件を起こした人もいる。

ものはつかいようだ。

そんなことをだらだら書いていって

飛躍、飛躍し、テオティワカンに言及したころに

自分自身、興味を失って消した。



今日は足立区を散歩した。

綾瀬の周辺をぐるぐる歩いた。

妻ちゃんのお気に入りはリサイクルショップ。

ぼくはもっぱら古本屋。

新しい店を開拓すると面白い。

ネットでは簡単に見つかって面白くない。

掘り出しもの、というのは足で見つけるから面白い。

今日は収穫なし。

妻ちゃんがインナーを2着買っただけ。

それから薬局でアセトアミノフェンとマスク。

(猫の毛に反応して鼻水が出るぼくは

この一年、毎晩マスクをして眠っている)

脚を棒にして帰宅。

頑張ってジョギング。蚊柱がすごい。

走ってるとおでこの汗の海に溺れて

何匹も死んでしまう。んー。儚いねえ…。


走りながら空想をする。

こうすればもっといい社会になるのに、とか

なんでお金持ちはこういう風に金を使わないのだろう、とか

これは厭な傾向だな。

奴隷根性に結びつきそうで、厭だな。

ルサンチマン…。

ずるずるペシミズムに繋がっていく。

そうじゃないだろ。

そんな空想癖は棄てて

もっと行動を増やしていかなきゃ。



なにからやろうか。

この目の前の大きな山よ。

さて

なにからやって行こうか…。


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薔薇まく

ぼくは赤い薔薇になるようだった

ぼくは愛されて育った

ぼくは太陽にこたえて茎をのばした

ぼくは水にこたえて根をはりめぐらせた

咲いたぼくは黒い薔薇

同じ栄養をうけて育ったのに

咲いたぼくは黒い薔薇だった

ぼくは赤い薔薇になるように

地に撒かれたはずだった

隣の庭には、赤、黄、白と

百花繚乱、千変万化の色彩の舞踊

ぼくは黒い花びらから

ぽとり

ぽとり

涙に似せた雨露をこぼす

ぽとり

ぽとり



「誰のせいでもないさ」



種は赤い薔薇だった

土もよかった、優しかった

雨もよく降ってくれたし

陽光にも事欠かなかった


でもぼくは、

赤く咲けなかった

小さな黒い一輪を

惰弱の茎が懸命にささえる

ぽとり

ぽとり

雨露は落ちる

涙に擬して


「誰のせいでもないさ」


「誰のせいでもないさ」



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4-30

昨日、一昨日、日記を飛ばしてしまった。

テレ東で、世界卓球が始まったからだ。

ぼくはいつも寝る前に更新するのだけど

卓球を見たあといそいで布団にもぐりこむから

更新する時間がなかった。

男子エース隼くん、頑張ってる。

エースの重圧を、よく反映している。

聖也くんが、まさかの2連敗…。みてて辛かったな。

マツケン、まだ調子出てないのかな。

昨日は勝てたけど、一昨日のギリシャ戦はまずかったね。

女子は盤石!

つよい。愛ちゃんいないけど、これはメダル圏内でしょ。

かすみんも調子よさそうだし

平野さんどっしり構えてるし

世界卓球初出場の田代、森、両選手も頑張ってるし

見事に全員白星をあげて、しかも全試合ストレート。

3試合通して、無敗、ということ。

なかでも石垣選手がキレッキレ。

日本代表唯一のカットマン。強打もつよい。

疲労骨折の愛ちゃんの代わりに選出されたけど

間違いなく今大会のキーマンでしょ。

ぼくは前陣速攻タイプだけど

だからなのか、カットマンって格好いいな、と思う。

守備に徹するということは、人一倍タフじゃないといけない。

地味なロードワークを、大変な量つみかさねているんだろう。

切って、拾って、隙をうみだし、打ち込む!

石垣選手の試合を「ほれぼれ」見てしまう…。

とっても美しい試合なんだ。

そしてあの冷静な表情のなかにぎらつく眼…。


ぼくはもう半年ちかく、何かに打ち込むということを

していないから、彼女たちの躍動を見て

心が強烈にゆさぶられている。

みんな、ほんとにいい眼をしている。



今日も勝ってほしい。

明日も勝ってほしい。

これまでの努力のために。

これからの夢のために。

見ているすべてのひとのために。

そしてぼくのために。


がんばれ!!



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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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