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date :2014年01月22日

あの世ってどこにあるの

ねえ、知ってる?

天国と地獄で使ってる、あの長いスプーンの話。

「ああ、知ってるよ。

スプーンの柄が長くて決して一人では食べれないんだ。

天国ではお互いに食べさせてあげるんだろ。

でも、地獄では自分のことばかり考えて

与えることを考えないから、食べれない。

同じスプーンを使っているのに

天国では満ち足りて

地獄では飢餓から争うんだろう。」

よく知ってるね。

でも、じゃあどうして、やらないの?

あなたは与えてもらうばかりで

誰にも与えないの?どうして。

あなたは地獄にいるの?

天国も地獄も、あなた次第なんじゃないの。

人を責めるのは簡単だよ。

でもその前に鏡をみたら?

あなたが責めようとしている相手と、あなたと

似たようなものだと思わないの。



ここはすでに地獄のようだ。



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どうでもいいわ、そんなもの

どうでもいいことに、ひとは忙しげ。

どうでもいいことに、ひとは思案顔。

どうでもいいことに、ひとは夢中でしゃぶりつく。

どうでもいいことに、ひとは執着して飽きない。

どうでもいいことに、ひとは生涯をぼうにふる。

どうでもいいことに、ひとは価値を捏造する。

どうでもいいことに、ひとはふりまわされている。


「ばっかじゃないの」


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やってらんないね

たいそうなご身分ですね。

人をなんだと思っているのですか。

ごみかクズのように思ってるんでしょうねえ。

ええ、そうですとも。

ぼくなんてものはね、クズにちがいありませんよ。

でも、あなたはどうです?

あなたは、クズじゃないんですか?

ぼくからみれば、みんな等しく

ごみかクズのように見えますがね。

自分は正しい。

自分はえらい。

自分は頑張ってる。

自分はもとめられている。

自分は有為だ。

自分は尊い。

自分は理解している。

ああそう、そら、たいそうなことですな。

立派、立派。

そうして人の顔を土足で踏んで

自己愛に歪んだ社会をいじくりたおして

そこで、にっこり微笑んでいればよろしい。


あなたはクズだ。

ぼくとなんらかわりない。


弱きものの頭上に踏みしめ

必死で手を伸ばすそのさきに

あなたは一体、なにを期待しているのでしょう。

馬糞ですか、それとも反吐ですか。

それはあなたにとって貴重なものですか。


ばかというものが、ばかです。


人のこころを顧みず

上っ面ばかりでオスマシしてるがいい。



ぼくはもうごめんですよ。

鬼畜の宴会、怠惰の妥協、盲目のあらさがし。


人を傷つけずに生きることはたやすい。

黙ることです。

だまってニヤニヤしていればいい。

「ああ、そうですね」

「おっしゃるとおり」

「不景気ですね」

「都知事のせいでしょう」

「アメリカはいつ戦争しますかね」

「ぼくは不幸だ」

勝手に、言っていればいい。

あなたの自由だ。


いったいあなたはなにさまのつもり?




ぼくの存在が誰かを傷つけることを

否定するのをもうやめにします。

ぼくに触れて勝手に傷つくがいい。

お嫌なら、もうここにこなければよろしい。

ぼくはそれでいっこう、かまわない。



電波にのって口臭がとどけば

やってらんないねって、鼻つまむ

無自覚の、鋭い爪牙。

もう、やってらんないね。



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もぐる

街を行く腐乱死体。

腐れた内臓、無邪気にみせびらかして、得意顔。

目の毒、気の毒、ルンペンはみんなまとめて下水に流そう。

それならぼくも下水に棲もう。

地上は腐乱死体に占領された。

地下に潜り込むように逃げ込んだのは

ルンペンと一握りの狂人だけだ。

一握りの狂人だけだ。

汚濁にまみれた狂人たちの宴。

ぼくはそこに参加しよう。

地上に未練はひとつもない。

しゃれたBAR、いかしたファッション、腐れた内臓。

ぼかあ、もう、人間やめよう。

ドロの塊が偉そうに、

肩そびやかしてご満悦。

だれも寄りつかなくなるまで、汚水にまみれてしまえばいい。

ぼくは地下にこそ棲むことにしようよ。

ひっそり地下で、死ぬまで怒髪をキメていようよ。

どうせみんないつかは地下に

埋め棄てられる身なのだから。

地上を闊歩する腐乱死体と

目を合わすことすら疎ましい。

いけ、潜れ。

底の底の底まで潜れ。



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おしばい

生死なんて、はなから無意味。

なにをそんなにおそれているの。

鏡にうつった自分の姿におびえて牙むく猿みたい。

ききー。ききー。


あいつがついに壊れたってさ。

かぜの噂で聞いたんだ。

あらそうなの、それは不憫。

近寄らないようにしなくっちゃ。


座敷牢にとじこめられたんだ。

ぼくは座敷牢にとじこめられたんだ。

世間体のために、見栄のために

ぼくは狂人のふりを強いられたんだ。


ただ脳みそに

すこしの欠陥があっただけさ。

アラームを忘れた目覚まし時計だ。

社会に不要って、それだけのことさ。


あいつがついに、いかれちまった。

ああ、そうだろう、そうなると思っていたさ。

あいつには、そういうところがあったから。

でもこれで、あいつも楽になったんじゃないか。


生死なんて、はなから無意味。

なにをそんなにおそれているの。

鏡にうつった自分の姿におびえて牙むく猿みたい。

ききー。ききー。


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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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