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date :2014年01月20日

  • 2014.01.20(月)
  • 1-20

日光と寒風

二週間近く寝込んで弱った体にムチ打って

ジョギングにでかけた。

BGMは紅蓮の弓矢。

5分ごとに30秒ほどあるくインターバルをとりつつ

目標は1時間。

30分で力つきた。このまま帰るわけにはいかないので

仕方なし、残りの30分、ウォーキングとやらをしてみよう。

BGMは交響曲第九に変わってる。

大好きなベートーヴェンを聞きながら、あるく。

何も考えずにあるく。

思考はとまってるはずなのに、言葉があふれだしてきた。

ドウダンツツジの、マッチ棒のような小さな芽にも気がつく。

空の青さ、太陽の照射にも

なんら悲劇的なにおいはなく、ただ「感じる」ことに夢中になった。

木々はひそかに若芽をのぞかせて、さくらのちいさなつぼみからは

春への期待が、そこはかとなく察せられた。

荒かった呼吸も整って、歩調もきまった。

あるきながら、氾濫し轟々とながれる言葉を見送った。

きっとこれは、こころの新陳代謝だろう。

いちいち書き留めることもしない。他愛のない言葉たち。

ただ君たちの流れて行くさまをぼくは見届けた。

どこからきて、どこへいくのか、君たちは。

ただ君たちが、薄暗い書斎からうまれたのではなく

日光と寒風と発汗のなかからうまれたことを、ぼくは喜ぶ。

どこへなりといけ、君たちは自由だ。

カゴのなかの、むなしい安穏を棄てて、羽ばたきさる君たちが愛しい!

もうぼくには、君たちの残像すら描けない。

居間に座り、ものにむかって、ぼくは「書いている」からだ。

耳に残る、君たちの羽ばたきの音が、ただ愛しい!

ただかなしい!


死ぬまぎわに、思い出したい光景にであった。

なんのことはないんだ。

午前の太陽がびかびか輝いて、冬枯れた日本芝の薄黄色を照らし

オオムラサキの植え込みのなかに一通の手紙がうち捨てられ

空が凶暴なほど、清冽に青かったんだ!

ただそれだけの、どこにでもある景色だ。

それが、たとえようもなく、美しかったんだ。

鬱がくれた贈物か。

さては躁への警鐘か。

どうだっていい。

ただ美しいものを見たから、それをそのまま書くのだ。



ああ、そして、空を見つめながら歩く者の

なんとあゆみの遅いこと!


人に遅れたっていいじゃないか。

ぼくは空を見ながら、ゆっくりあるいて生きていきたい。


ああ、もしも、それで妻が涙を流さずにいられるならば

これほど幸福な歩度はない!

もしも妻が、涙を流さずにいられるならば。






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1-20

感覚でいくと、今月はまだ5日くらいしか経ってない。

もう20日。15日が、どこかへ消えてる。

多分、病魔がもっていったんだろう、どこかへ。

別にいいや、って、今日の自分は思える。

寛解なのか、軽躁の入口なのかはわからないけど、そう思える。

考えない、いちいち、そんなこと。

考えたって、わからないからね。


今日はとにかく動こうと思い

そしてその思うままに体が動いた。

朝みんなが起きる時間に起きて、

一時間、体をうごかして

確定申告の準備、引越しのための片付け

家の掃除、合間に猫と遊んで

夕食作って、あっという間に夜だ。

読書の代わりに皆さんのブログをじっくり読んで。

ふと思ったのが、「今月5日くらいしか経ってない」だ。

でも、今日は、まぎれもない「1日」を過ごせたと思う。

それでいいんだろう。

自宅療養ったって、布団のなかにずっといなくたっていいわけだ。

動ける日は動こう。

「あんまり刺激しすぎるとまた鬱が…」

というのが常に後頭部にこびりついているけど

でも、やっぱり、生きてるから

動ける日は動こう。



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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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