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date :2013年09月28日

言葉はちから

ピピネラさんのコメントはいつもシャープで素敵。

今日はタイトルに和江さんの詩の冒頭が。

思い出す、その詩は、忘れていた物を見つけたときのような

安堵感をくれた。

この詩にはじめて触れた時の昂揚を、そのまま再現してくれた。

以下、新川和江さんの詩

「わたしを束ねないで」



わたしを束ねないで

あらせいとうの花のように

白い葱のように

束ねないでください わたしは稲穂

秋 大地が胸を焦がす

見渡すかぎりの金色(こんじき)の稲穂



わたしを止めないで

標本箱の昆虫のように

高原からきた絵葉書のように

止めないでください わたしは羽撃(はばた)き

こやみなく空のひろさをかいさぐっている

目には見えないつばさの音


わたしを注(つ)がないで

日常性に薄められた牛乳のように

ぬるい酒のように

注がないでください わたしは海

夜 とほうもなく満ちてくる

苦い潮(うしお) ふちのない水


わたしを名付けないで

娘という名 妻という名

重々しい母という名でしつらえた座に

座りきりにさせないでください わたしは風

りんごの木と

泉のありかを知っている風



わたしを区切らないで

,(コンマ)や .(ピリオド)  いくつかの段落

そしておしまいに「さようなら」があったりする手紙のようには

こまめにけりをつけないでください わたしは終わりのない文章

川と同じに

はてしなく流れていく 拡がっていく 一行の詩




こやみなく空のひろさをかいさぐっている

目には見えないつばさの音…!!


なんてしずかでつよい自己表白なんだろう。

風のようにいきたい、と思うのに

なんて鈍重な自分の体であることか。

子供の頃は、背中にはねがあったのに。

いつのまにか、地に足をつけて

目を血走らせて、獣のように彷徨している。

こころを漂白するすべがあるのかな。

ゼロに戻すことはできるのかな。

この体に、脳髄にはりついた世の常識という妄執を

ふりほどいて、泉の上を、りんごの木のそのわきを

ふきわたることができるのかな。


こころの自由は、守らなければいけない。


今日は一日、自分と対座して

懇親、ゆっくり話をきいてあげよう、と思うのだ。



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ひとつずつ。

昨日は沈んだまま眠り

朝起きてしばらくほうけていた。


午後いちで、病院へ。

ぼくの主治医は名医だと思う。

これまでのことを話し、最近のことを話す。

先生の話を聞き、処方をもらう。

実家へ向かうバイクのうえで、

ひさしぶりに、フラットなこころに戻った。

太陽のあったかさと、乾いた風が、きもちよかった。


実家で書類をやっつけておかかと遊んで

帰ってきてうちのねこと遊んでる。

勉強しなくては

じゃなくて

勉強したくて、ウズウズしてる。

でも、今日は、今日こそは早く眠る。

久しぶりに睡眠薬をつかう。



変えられないもの。

過去。
起こってしまったこと。
事実。

変えられるもの。

自分のこころもち。
それらを、どう受け止めるか、という選択。
自分の現状。
これからの行動。


変えられないものを嘆く時間はない。

変えられるものに集中したい。


頑張れば、なんとか自分を変えることができるんだろう。にほんブログ村 ポエムブログ 散文詩へ
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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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