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date :2013年09月04日

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双極性障害

デュロキセチン、これはSNRIという

いわゆる抗鬱薬。


サインバルタという、商品名でぼくは呼んでいた。

それにトランキライザー、睡眠薬を

おそよ三か年、のみ続けていた。

医師の診断は、双極性障害2型。

いわゆる躁うつ病というやつだ。

どうしようもない躁状態と鬱状態をくりかえす。

くりかえす、疲弊し磨耗していく。


双極性障害と診断される前は

別の病院で、単にうつ病という診断であった。

結果的に、これは誤診で

処方されたうつ病の薬を飲み続けたことで

症状は悪化した。

そこへ、公私ともにいきづまる事件が頻発。

それらは躁状態のときにしでかしたこと

つまり、自業自得でかえってきたもの。

周囲のすべてのひとを傷つけたと思う。

前にも、右にも左にも動けなくなり

睡眠薬60錠ほどと酒をあおって自殺をはかった。

が、失敗。

担ぎ込まれた病院での記憶はほとんどない。

気がついたときには、当時勘当状態だった実家にいた。

むさぼるように、眠りこけた。


病院をかえて、診断と処方が一変した。

それから、躁うつとのおつきあいがはじまった。



植木屋の仕事にめぐりあうまで、

ぐずぐずとバイトをしたり辞めたりしていた。

樹木や草花をあいてにする植木屋の仕事で

ぼくはかなり救われたのだと思う。


朝早く起きるようになり

一日中外で体を動かして帰ってくるから飯も食える。

睡眠薬もよく効くようになり

毎日よる八時には眠っていた。

親方も先輩方も下戸だったので、酒の誘惑もなかった。

これは相当の幸運だった、と今になって思う。

タバコだけは、いまもやめれていないが。

とにかくそうして日々大量の汗を流しながら、

樹木や草花にかこまれて、まずは酒への依存を断っていった。


それは素晴らしい日々だった。

よる眠れるということが、本当に嬉しかった。


薬の副作用で、午前中、どうしてもボーっとしてしまう日があった。

そのたび、親方にものすごい勢いで叱り飛ばされた。

荒療治だとは思うが。

結果的にはそれも奏功した。

絶対誰にも話さなかったが、あんまり悔しいので

薬のことを親方に話した。

それがよかったのだと思う。

知ったからといって、態度を変えるような人ではなかった。

でも、持病を話せる相手と仕事をすることは

精神衛生上、悪いわけがないだろう。


高い木の梢で作業中に、頭がふらつくこともあったし

ダンプの運転中にもあった。

だから毎日、本当に必死だった。

でもそこにも救いはあった。

いままでの職場のような陰険なストレスがなかったことだ。

仕事のストレスは、みんな、日の光のしたに明らかだった。

現場では怒号を浴びるが、終われば、誰もすがすがしく

同僚の悪口をいう奴らは、そこには1人もいなかった。


なにより、植木屋の仕事は、ぼくの性にあっていた。




主治医も、それを認めてくれた。

仕事の細かい内容や、そのときの感情や、影響などを

毎回話しあった。

双極性障害についても、じつにわかりやすく教えてくれた。

自分はいま、病気なのだ、と自覚することができた。

そしてそれは時間をかければ、よくなっていくのだと

信じることができた。

先生が、とても誠実な人だったからだ。


先生と親方への感謝は、生涯わすれない。


医師が違えば、職場が違えば、ここまで快復しなかっただろう。



今年の春に、断薬に成功した。

これは、かなりの悪戦苦闘だった。

服薬さえすれば、離脱症状はすぐ消える。

それがわかっているから、苦しんだのだ。

頭がふらつき、日になんども嘔吐した。

でも、信じて戦うことができた。



人によって傷を得て

人によって支えられながら

傷は癒えていった。

どこまでも、人にまみれた数年だった。


この話には結論もない。

あえて話の筋も気にしない。



いまも、戦いは続いているし

これからもつづく。

でも、永遠ではない。

ぼくが死ぬまでの話だ。

死が、救いであることは、いまも変わらない。




このごろちょっとつかれてしまうことが続いて

昨日、トランキライザーに手が伸びそうになった。

治療はもう終わっている、と自分に言い聞かせた。

フラシーボのように気軽に飲んではいけない。

酒に逃げそうになるのも抑えた。



けど、たまに、すべてを投げ捨てたくなる衝動が

依然、ぼくのなかにはある。

ダメなほうへ、ずるずるとはいおちて行きたくなる。




人生に解を求めるな。

そんな幻想に振り回されるな。

自分のことばかり考えるな。

どんなに目を凝らしたって、そこに光はささない。

契機は外にある。世界にある。

世界を自分の内側に置くな。

誤魔化すな。

茶化すな。



正しいものなんてない。





うーん。

しばらく黙ろう。


歯車が、かみ合わなくなってきた。



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なにもするな

イライラと不安感が募る一方。


我慢はしてきたが、無理せず、

セデコパンを一錠だけ飲んだ。

こういう日はなにもしないほうが良い。

バイトまでの数時間、

すこしでも眠ろう。


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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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