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date :2013年09月03日

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死ということ

昨日まで 人のことかと 思いしが おれが死ぬのか それはたまらん
ーーー大田南畝 (蜀山人)





江戸天明の狂歌師、蜀山人の辞世。


実に滑稽だが、他人事ではない。


自らの死は

生と同様に、自ら責任をもって

自分のものとし、管理しなくてはいけない。


きょうの父は

昨日よりも目を開けることができた。

けれど、面会の許された数分の間に

一度も自分の息子に意思を伝えることできなかった。

麻酔と、人工呼吸器のせいだ。

そのふたつで命をながらえながら

そのふたつのために、話すことができない。

話そう、話そうと、必死に口を動かす父を見ていた数分は

数時間にも感じられた。

ぼくからの話しかけには

ちいさなうなずきをもって返すだけだった。



生きている限り、苦しみは続くのだ。

そんな「あたりまえのこと」を目の当たりにした。

それでも、やはり命は、生きようとしていた。
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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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