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category :闘病

  • 2016.02.22(月)
  • 2-22
  • 2013.12.06(金)
  • 2013.11.21(木)
  • 2013.11.20(水)
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  • 2013.11.19(火)
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  • 2013.11.04(月)
  • 2013.11.03(日)

つかれた

布団にこもって聴覚を殺し、顔を殴る、救いはない。
雨の夜道をのそのそ歩く、救いはない。
何本も煙草に火をつけては消す、救いはない。
結局のところ、おれはひとりだ。
だれにもおれの苦しみはわからないのだ。
おれはだいぶん、世の中のことがわかってきたぞ、と思う。
それから、おれの寿命も。
もう長くない、それは間違いない。
死ぬ時もひとりで死ぬだろう。

ああ、おれがそもそも間違っていたのかもしれない。
旧友よ、孤独よ
いつでもおまえがおれのそばにぴったりくっついて。
おれを救ってくれていたのかな。

飛びだしたい!
妻の眠るこの家から
町内をさえない顔でうろうろして
凍えて帰ってくるのではなくて。
もうなにもかも棄てちまって
誰にももう迷惑はかけませんから
ひとりでゆくのだ。
書き散らして死ぬ。それだけの人生ぢゃないか。
いつのまにか、何者かになったような、この驕慢。

聞こえる雨音に混じった罵倒。
見えてる死角にうごめくくそったれども。
おれを一体どうしたいのだ。

近いうちに死のう。
そうだ、いま作りかけの詩集、
あれが完成したら死のう。
悲しいのもそれまで。
こんなに苦しむのもそれまで、だ。
どうだ、少しは希望がわいてきたか。
もともと、今生に未練もなし。

ああ、ひとりだ。
今夜はかみしめるようにひとりだ。
ひとりだ。
ひとりだ。

おれがなにしたって言うんだ。
まあ。
いいさ。
もう死ぬんだからね。




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2-22

冬の鬱が
どうやら訪れたやうだ。

今日は職場まで行って、ダメそうだったので
直接社長から休みをもらった。
ちょうど昨夜から胃腸を派手にやられてしまったので
それを理由に。

往復一時間半。
仕事をせずに、帰ってきた。
朝のうちに出て、朝のうちに帰ってきた。

それから、抗不安薬を飲んで
胃腸の煩わしさをもてあましながら
もそもそ食べては眠り
眠っては覚め、を繰り返していた。

胡蝶の夢
のようなふわふわした存在になった自分をよろこび
そのとき見た景色を、ツイッターにメモする。
そしてまた眠る。

猫がふたりしてぼくの顔を覗き込んで
くんくん、濡れた鼻をまぶたにおしつけたり

妻が仕事からかえってきて、チョコのうまい菓子を食わされたり。

夢の中ではきらいなあいつに大いに意地悪な復讐をしたり

妻の「ねこ言語ものまね大会」がひらかれていたり。

ぼくがまどろみのなかでうろうろしていても
地球はまわっているし

このまま鬱に引きずりまわされて
なにも見えなくなったりしても
そのときも
きっとこうして
世界はカタコト歯車の音たてて

ずっとまわっていることだらう。


夜が来た。
ぼくのきらいな夜。

眠るだけだ。
そして眼が覚めたら、明日こそ仕事だ。

本音は「行きたくない」どころか
「何もしたくない」

「生きたくない」

やれやれ、二月いっぱい逃げ切れそうだと踏んでいたのにな。
ごまかすのはよくない。認めたほうが結果よい。
鬱がやってきたんだ。





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白い朝

白い朝
レースのカーテンは
涼しい風をうけて
ふくらんだり
しぼんだり
ぼくの心臓も
おなじ理屈でうごいてる

白い朝
しずかに死への思いがうごく
どうしてこうも 死にたがる
生活に不満のあるわけでもなし
命のドラマを目にすれば
すぐにおいおい泣きだすくせに
なぜ自分の命を嫌悪する

「病気のせいです」
先生はいう
「薬をのんでやすみましょう」
妻はいう
「気にやむなよ、ゆっくりいこうぜ」
猫がぼくにいってる気がする

ぼくはどの言葉にも
心底うなずくのだけど
そのすぐあとで
同じ思念が
頭の中を転がってゆくのを見る

それを食い止めるのに精いっぱいで
きょうを充分に生きていけない

いまのぼくにとって
生きるとは
死なないことだ






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来たな

おそらく、鬱。

混合の可能性も、まだある。

起床は妻ちゃんのおかげで成功。

ジョギング行って、家事すませて、銀行いって

…やるべきことはやった。

自分の時間が始まると同時に、

脳内に霞がかかる。

霞のむこうにはいつもどおり、誘惑の幻影。

希死念慮。

ODへの甘い誘い。

自作自演の闇を強いり、

そのなかに微かにともしびをちらつかせ

罠に陥れようと、敵も必死。


あさはか。


この程度じゃ釣られないよ、もう。

部屋をきれいに、清潔に保ち、随分早いが布団をしいて休む。

本は読まない。なにもしない、考えない。

眠ってもいい。やることはやったから。

奴のペースにのらないことだ。

大丈夫。ちゃんと見えてる!



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起承「転」結

数えで31歳にもなると、人生をふりかえりみて

「転」がどこにあったのか

そこで、どのように転じたのか

うっすらわかりはじめる。


ぼくのこの病気、双極性障害は感情の障害であり

うつと躁をくりかえす。

おそらく、先天的な欠陥だと思う。

自分の脳だけど、当然自分ではわからない。

ただ、いまになって知識を蓄え、ふりかえり類推してみるに

「症状」は、ずっとむかし、幼いころから

発現していたように思うのだ。

……

過去を思い返して、それをひとつずつひもとく作業を

毎日の自分に課しているいま、

絶対に、避けては通れない忌まわしい場面がいくつかある。

そのうち、時系列的にもっとも近いものがH社での数年間だ。

北海道に本社をもつH社で、ぼくは躁鬱双方の両極端を経験している。

もちろん当時のぼくには病識は皆無。今思えば、でしかない。


ぼくはその会社に、ある年上の尊敬する知人の勧誘で入社した。

アルバイトだった。まだ若く、ビジネスの技術も未熟。

逆にいえば、のびしろが充分あったからだろう

すぐに、重要な仕事を任される。

期待に応えるために、一心不乱に仕事を覚えた。

商売に役立つと思われる書籍を読み漁った。

泣きながら帰る夜も何度もあった。

気がついたら契約社員、正社員と立場は変わっていった。

寝ずに勉強し、朝になればもう仕事のことしか考えられない。

付き合いで朝まで飲んだ日も、ビジネス書籍を読みながら眠った。

最初に大きく発現したのは、顕著な躁と、被害妄想だった。

社内のすべての人が、自分の陰口を言ってる気がした。

しかしそれはすべて、自分のせいであり、

自分がもっと仕事ができれば良くなると

さらに睡眠時間を削り、日に日に言動が常軌からそれていく。

今思えば、だ。

躁は、無尽蔵のエネルギーが噴出するのだが、

ハンドルはほぼきかない。

百万馬力のモンスターエンジンを積んでいるのに、ハンドルがない。

でも、躊躇なく、アクセルを踏み抜いてしまう。

そこに被害妄想が加わって、ぼくは完全に孤立した。

情緒は常に不安定だった。

昼休み、有楽町の駅前の空中庭園で、なんど泣いたか。

ここから飛び降りれば…となんど思ったことか。

殺意は、自分以外の人間にも向けられていた。

ぼくは単に、ラッキーだった。殺人をおかさずにすんだのは

たぶん、ラッキーでしかなかった。

ある日、東京支社にいる社長に直談判しにいった。

直属の上司への不満をはきだした。

自分がいかに被害を被っているかを訴えた。

上司は社内不倫をしていた。

ぼくはその現場を見たことがある。

あんな奴の下では働けない、と

自分の無自覚の病状を棚にあげ、ひとを責めた。


病は、必ずしも、自覚をうむわけではないこと

そんなことは、小学生でもわかる。

けど、本来ひとは、自分の病気を自分で見つけることはできない。


だから、そのときの自分を正当化できる、というわけではない。

ただ、苦しんでいたことを、思い出したのだ。


重度のうつを発症し、病院へ行くまでには

そこからさらに恥を上塗りし、苦心する必要があった。


ふう。今日はここまで。涙がでそうになるので…。





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きれいごとかしら

世界が醜悪だから、美しい言葉をつかうのだ。

世界が残酷だから、優しい言葉をつかうのだ。

社会が弱者をはじくから、受けとめるために話すのだ。

強者も弱者も苦しんでいる。

最も弱い生物は、人間である、と思う。


人間は苦しみをこえられない。

どれだけ豊かになっても、人は苦しむ。


いつの世にも詩人がいた。

自らの血をインクにかえて

ひとりでも多くの人を、勇気づけたい。

世の醜悪を描くことが必要だ。

そこでしか、人間の輝きを確認できない。

ぼくは、書くことしかできない。

戦士が剣をすてれば、すなわち敗北だ。

であれば、ぼくはやはり、死ぬまでペンをはなしてはいけない。

ぼくにはそれしかない。


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おしばい

生死なんて、はなから無意味。

なにをそんなにおそれているの。

鏡にうつった自分の姿におびえて牙むく猿みたい。

ききー。ききー。


あいつがついに壊れたってさ。

かぜの噂で聞いたんだ。

あらそうなの、それは不憫。

近寄らないようにしなくっちゃ。


座敷牢にとじこめられたんだ。

ぼくは座敷牢にとじこめられたんだ。

世間体のために、見栄のために

ぼくは狂人のふりを強いられたんだ。


ただ脳みそに

すこしの欠陥があっただけさ。

アラームを忘れた目覚まし時計だ。

社会に不要って、それだけのことさ。


あいつがついに、いかれちまった。

ああ、そうだろう、そうなると思っていたさ。

あいつには、そういうところがあったから。

でもこれで、あいつも楽になったんじゃないか。


生死なんて、はなから無意味。

なにをそんなにおそれているの。

鏡にうつった自分の姿におびえて牙むく猿みたい。

ききー。ききー。


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やってらんないね

たいそうなご身分ですね。

人をなんだと思っているのですか。

ごみかクズのように思ってるんでしょうねえ。

ええ、そうですとも。

ぼくなんてものはね、クズにちがいありませんよ。

でも、あなたはどうです?

あなたは、クズじゃないんですか?

ぼくからみれば、みんな等しく

ごみかクズのように見えますがね。

自分は正しい。

自分はえらい。

自分は頑張ってる。

自分はもとめられている。

自分は有為だ。

自分は尊い。

自分は理解している。

ああそう、そら、たいそうなことですな。

立派、立派。

そうして人の顔を土足で踏んで

自己愛に歪んだ社会をいじくりたおして

そこで、にっこり微笑んでいればよろしい。


あなたはクズだ。

ぼくとなんらかわりない。


弱きものの頭上に踏みしめ

必死で手を伸ばすそのさきに

あなたは一体、なにを期待しているのでしょう。

馬糞ですか、それとも反吐ですか。

それはあなたにとって貴重なものですか。


ばかというものが、ばかです。


人のこころを顧みず

上っ面ばかりでオスマシしてるがいい。



ぼくはもうごめんですよ。

鬼畜の宴会、怠惰の妥協、盲目のあらさがし。


人を傷つけずに生きることはたやすい。

黙ることです。

だまってニヤニヤしていればいい。

「ああ、そうですね」

「おっしゃるとおり」

「不景気ですね」

「都知事のせいでしょう」

「アメリカはいつ戦争しますかね」

「ぼくは不幸だ」

勝手に、言っていればいい。

あなたの自由だ。


いったいあなたはなにさまのつもり?




ぼくの存在が誰かを傷つけることを

否定するのをもうやめにします。

ぼくに触れて勝手に傷つくがいい。

お嫌なら、もうここにこなければよろしい。

ぼくはそれでいっこう、かまわない。



電波にのって口臭がとどけば

やってらんないねって、鼻つまむ

無自覚の、鋭い爪牙。

もう、やってらんないね。



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どうでもいいわ、そんなもの

どうでもいいことに、ひとは忙しげ。

どうでもいいことに、ひとは思案顔。

どうでもいいことに、ひとは夢中でしゃぶりつく。

どうでもいいことに、ひとは執着して飽きない。

どうでもいいことに、ひとは生涯をぼうにふる。

どうでもいいことに、ひとは価値を捏造する。

どうでもいいことに、ひとはふりまわされている。


「ばっかじゃないの」


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あの世ってどこにあるの

ねえ、知ってる?

天国と地獄で使ってる、あの長いスプーンの話。

「ああ、知ってるよ。

スプーンの柄が長くて決して一人では食べれないんだ。

天国ではお互いに食べさせてあげるんだろ。

でも、地獄では自分のことばかり考えて

与えることを考えないから、食べれない。

同じスプーンを使っているのに

天国では満ち足りて

地獄では飢餓から争うんだろう。」

よく知ってるね。

でも、じゃあどうして、やらないの?

あなたは与えてもらうばかりで

誰にも与えないの?どうして。

あなたは地獄にいるの?

天国も地獄も、あなた次第なんじゃないの。

人を責めるのは簡単だよ。

でもその前に鏡をみたら?

あなたが責めようとしている相手と、あなたと

似たようなものだと思わないの。



ここはすでに地獄のようだ。



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病院にて

この頃、自分の言葉が気にいらない

書いてて、よし、となることがほとんどない

日記は、そんなこと気にせず書けるけど

言いたいことになると

言葉が気に入らない

たぶん、語彙の問題ではない

表現方法への、なんらかの、フラストレーション

まだ、暗幕のむこう

手探りでも届かない

インプットの時期がきたのかな

考え、読む

みんなのblogが、面白すぎて

読むことに比重が傾いてる

自分の机は

書き途中の文が散らばってる

書き始めると同時に

興味が覚めていく感じだ



いま、病院

これから、長い待ち時間

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荒療治

朝起きて、コンタクトをつけるために鏡を見ると

昨日までの顔はなく、生活者の、植木屋の

凛とした不迷さが

ぼくの両頬にはりついているのを見つけた。

失敗は、ゆうべの夢であらゆるケースで、もうしたから

成功について、今日は目を凝らしている。

今日は一日汗にまみれて

久方ぶりの現実との交歓。

気力は充実。体力が、もてばいいが。

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ご紹介

双極性障害というのは、鬱に似ています。

じっさい、鬱のとき、あります。

でも、その真逆の状態になることがあるのです。


それが「躁」状態です。

元気ならいいじゃない、と思うかもしれませんが…

事実、ぼくも、たまに「躁、来い」と願うときがあります。

マリオがスターを拾うと無敵状態になりますよね。

あの感覚で…走り出したら止まらないのです。


女性関係で乱れたり、(ぼくはそれで職も失いました)

80万の買い物を考えもなしにキャッシュでしたり、

エヴァンゲリオンでいう、暴走モードなんです。

その夢の無敵状態からさめると…目の前はまっくらです。


だから、躁鬱病、といわれていたように

躁と鬱の両方の波を静めないといけないのです。


なんでこんな話をするのかというと

出あったんです。

ぼくのこの感覚を、きれいな物語にしてくれてる方に!


羊野さんblog「屋根裏の羊」【鍵付きの話】

黒と白の館のはなし。

ぼくのことだ、と思いました。
(ほんとうは、ぼくのことではないです)

羊野さんに聞いてみると、双極性障害をイメージされてつくったらしいです。

皆さんにも読んでもらいたくて、羊野さんの快諾も得て、ご紹介です。


他にもすてきな詩や絵がたくさん。


ぜひ、読んでみてください。

こういう病気があるんです。


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まだ早い

病人でいるのは難しい。

ぼくには。

ぼくは闘病人。

そう、このほうがいい。

自前の牙は、まだぬけてない。

自慢の爪も、まだ研げる。

脚、駆けれる。

倒れるまで、闘うと決めて

事実、倒れた。

そしていま、また起き上がって

倒れるまで闘おうと

ひそかに思いはじめている。

こしたんたん

狙うえものは、きまったかい?

脚をむずむずさせてさ

次の瞬間にはとびだせそうかい?


静養も、ぼく流でやらせてもらう。

ねえ、ドクター。

薬だけはちゃんと飲むよ。

でも、もう檻にはいられないよ。

獣がめをさましそうなんだ。

うずうず

いまにも

めをみひらいて

やつがくる

鋭い爪と牙のもちぬしが

いまにもくる!



なんてね。

闘病人は、しずかに静養

ドクターよりも

妻の言いつけを守りなさい。

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ゴミの日

たまっていたものを捨てること。

こころのはなし。

たまっていたものを捨てること。

これはなかなか大事な作業。

大切にしていたものほど

重荷になっていると気づける。

本当に「必要なもの」が

どれだけすくないのかわかる。

それが、いかに大事かも、わかる。



にんげん、単純に生きるほうがよい。

好きなことをして

楽しめることをして

わらって

生きるほうがよい。

それがどうして、こんなにも難しいのか。

ゴミをこころにためてはいけない。

おかあさんのこころで見きわめ

おとうさんのこころで捨てる。



捨てると、あんがい、楽になって

次へとあゆみを、ふみだせる。



そんな気がした。



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東西南北

トウザイナンボク

世界はすべて、君のものだとおもったかい

背負わなくていいもの、背負ってないかい

泣かなくていいこと、泣いてないかい

せかなくていいところで、走ってないかい

きみはひとり

トウザイナンボク

世界はすべて、君のものだと思ってないかい

きみはまず

きみの世界の王者たれ

きみの世界の女王たれ

トウザイナンボク

耳に届くすべてを

目に見えるすべてを

自分のものだと思ってないかい

手に触れるものを信じよ

それだけでいけ

それだけでいけ

きみの世界は

きみだけのもの

きみはそこの主人公

けっして匙をなげてはいけない

きみはきみの世界に

責任をもつのだ

きみはきみの世界をどこまでも愛せ

愛し貫け

トウザイナンボク

こころの耳を信じてすすめ





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もつれる

言うべきときのほかは言うな。
書かざるをえないときのほかは書くな。
君は作家である。
書かざるをえないときのほかはけっして書いてはいけない。

トルストイ


うーーん。

便秘ぎみ。言葉が脳のおくのほうで

しこりになってたまってる感じがある。

薬が、それをうやむやにしている気がする。

いま、書かざるを得ず、これを書く。

けれど、本当に書きたいことは、脳みそのなかに詰まったまんまだ。

うえの言葉をいいわけにしている。



書かざるを得ないときに、かけない。

薬がうやむやにしている。

でも、それで健康。

ぷくぷく太る。

書けない。

言葉が、もつれっちまう。

インク不足だ。

血のインク、喀血のあかいインク。

自ら切るか。

そうしてまた妻を泣かせるか?

それは厭。



かけるときまで、待つ。

雪の下の草みたいに、待つしかない。

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狂気とのはざま

ぼくはいま、正気である

と認識してこの世界に座っている

そしてながめる

狂人だらけだ、と思う

お金に狂い

仕事に狂い

暴力に狂い

詐欺に狂い

でもぼくには病気がある

だから時々思う

世界はあくまで健やかで

狂っているのはぼくなのかしら

いや、ぼくは正気である



正気である、という認識が

正気の根拠になるか?

狂気であるという認識は逆説的だし

それらは、言葉遊びをやはり超えてこない



狂ったタカムラチエコ

光太郎は彼女をみて

「智恵子はもう、人間界の切符をもたない」といった。

人間商売をやめちまったんだ、と


そのほうが楽になろうと思うときもある

しかし、やはり、こわい


ねえ、智恵子さん

そこからなにが見えたの?




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入院回顧録

夕暮れに群れたつからす

あの騒音

あの不穏な羽ばたきの音のかさなり

あれが頭の中にあり

それは声ともなり

侵食してくる

こころ、とよばれるところをねらって

侵食してくる


正気の楯はもろい

「理性」に頼っていれば、あっという間に喰われる

逃避するには体がもたない

睡眠薬でにげる、自傷でにげる

いずれにせよ、体がもたない


声はどんどん近づいて

やがて表情をもつ

はなっつらまでやってくる

ぼくはその表情を

言葉では表し得ない


隠れて飲んだ睡眠薬と

うってもらったなんだかの注射がきいて

そのときは逃れた

翌朝、逃げるように、退院させてと主治医に懇願した



あれがなんだったのか知りたい

ぼくはきっと、正気と狂気のはざまにまで

さまよいついてしまったのだ、と思う



いつか狂うさだめ



そう言っていた

誰が?

こっちが聞きたい

ぼくはいつか狂うのだと

そいつがいうのだ


妻が、側にいる限り

ぼくは狂うことはないと思うが

ひとりでいては、いけない




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どんな色

今日という一日をクレヨンで描くとしたら

青!

青ばっかり使っちゃう。

退院してから毎日、外へ出て

なにかしら活動してきたけど

今日はそらの青さが印象的だったから。


そらはいいなー。

ひろくて、おおきくてなー。



朝起きてトーストたべて、

準備して病院へ。

今日は通院の日。

入院中したしくしてもらってた人らにも会う。

一人は今日退院、もう一人は転院。

人生なんて、ほんと、さまざまだよ。

診察はいい雰囲気で終った。

ぼくの顔色がよくなったと先生言ってた。

だから言ったじゃない。



帰り、南千住によって昼食。

妻ちゃんゆっくりと服や靴をみる。

ぼくは近くのベンチでトルストイ読む。

しずかに、なんのノイズもなく、流れていく時間。

うん、これを幸福と呼ばずにいらりょうか。

簡単なもんなんだよ。

人生なんて、なめてかかったほうがいいのかもね。



欲しがることをやめれば、その瞬間に満たされる。



放下じゃく!!!



捨ててしまえ、のブルー。


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爪がくいこむほど

握りしめてしまった

その手を

どうすんのさ


開いてごらんよ

汗ばむ手に

幸せがあるだろうさ



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ぼくしあわせ

そう極性障害でよかった

病気のひとをいたわることができる

貧乏でよかった

貧しきひととわけあえる

ぼくはしあわせ

ひだまりに、うちのねこが

のんびり寝てて

ぼくはしあわせ

失業者だけど

障害者だけど

火宅だけど

無能だけど

低学歴だけど


けど、ぼくは幸せさ

しあわせは、ここにあるんだ

さがしにいくのは、やーめたっ


いまこここにあるぼく

これを幸せと呼ぶ

抑うつなぼくも

軽そうなぼくも

どっちもいまのぼくで





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はたらきたい

はやく仕事がしたい。

ドクターストップは、いまのところ

2ヶ月。

なまった体にはマラソンだな。

今日からやろう。

なんだってできるさ。

薬を飲んで

焦らずやればね。

ひとつずつやっていこう。

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三日目

やはり、無理いってでも退院してきて正解だった。

病院にいたときより、よほど調子がいい。

今日も早起き、お隣の庭の手入れ。

7,8mのユズリハの剪定。

掃除ふくめてジャスト一時間。

よしよし、これならいつでも現役戻れる。

と思いつつ帰ってきて足ガクガク。

まだ早かったね。



でも、体動かすことも

そとでることも、緑と触れ合うことも

なにかに集中することも

精神の治療としては、かなり大きな役割をもつと思うのだ。

でも、お隣さんの庭はすっかり手入れおわっちゃったから

明日から御近所まわろうかな。

なんて。

運動しよう。とにかく。


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こまぎれの眠り

薬のせいか、眠りが断続的。


そのたびに悪夢。


寝るのにはもう飽いたのだ。


午前三時、爛々と目を見開いている。


ぼくは目標志向型だから、

つねになにかしら目標をもっていなくてはいられない。

この病み上がりの、薬づけの状態から

描ける目標を探している。


最近、本が読めない。

気が散逸してしまうせいだ。

薬の副作用なのか、わからないが

入院してから、まったく読めなくなった。

まずは、落ち着いてじっくり読書できるようになりたい。

本のない人生なんて、考えられないからだ。

こういうときは、詩歌がいいだろう。

小難しいものはしばし避けよう。

賢治、啄木、光太郎あたりがいいでしょう。


やまひ癒えず、

死なず、

日毎にこころのみ険しくなれる七八月(ななやつき)かな


石川啄木



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ただいまー。




やっぱり家はいいなあ。

といっても、2ヶ月といわれてた入院を

1週間にしたし、外泊しまくりだったから

ブログもすまほでちょこちょこいじってたし。

でも、やっぱり病気との戦いは可能な限り家でしたいのだ。


だいぶん落ち着いてきたしね。

とにかく、ただいま。



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家庭の懐へ

退院する。

万感むねに去来し

とうてい書ききれる気がしない。

家に帰って、ねこ達を撫でつつ

じっくりかこうか。


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なぞなぞ2

1+1=2

では、

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なぞなぞ(正答なし)

犬の鎖は

「飼い犬」の領分を超えないため

荒野に駈けていってしめわないため

人の鎖も同様にして

そのなを理性という

さて、その鎖を

人間に嵌めたのは

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あと6時間

あとすこしで、シャバとのわかれ。

猫よ、家事よ、うちの樹々よ

またすこし離れて暮らすけど

ぼくを忘れずに待っていてくれたまえ。

ぼくはすぐに帰ってくるのだから。


またあの愉快で不自由な退屈な

人間悲喜劇の渦中へかえる。にほんブログ村 ポエムブログ 散文詩へ
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脱走記録その2

今日も、退院をごねる。

理由はいろいろあるんだけど。

で、とにかく今日、外泊の許可がおりた。


家には生活のにおいがある。

病棟にはそれがない。

ないことがいいのか、あることがいいのか

ぼくは後者だと思っているが

本当のところ、医師にもわからないだろう。


どこにいても、同じように苦しむなら

医療的なたすけをくれる看護士より

毛布でくるんでくれる妻のいる場所の方が

ぼくにははるかにましだ。

愛は、無知でいい。

無知のままでいい。


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チャーリーだいすき


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むつかしい




同じ病室同じ病気のあんちゃんが

お習字(作業療法)の時に書いてた

気に入ったので、とらせてもらった。





外出すると、この立派な銀杏のお出迎え

やあ、臭い実にきをつけてね。とかなんとか。

ふう、すまほ更新はつかれる


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休まない脚




「記憶の固執」SalvadorDali

強制された怠惰

去勢された時間

ダリの夢をみる、つかの間の睡眠

起きてるときは

歩き続ける

アカシジア、悪魔の行脚

この、苦しみ


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脱走記録

今日の三時までに病棟へ帰る。

いい、気分転換になったし

まだ退院は早いのだな、と自覚させられた一泊のたび。

じつは、退院をお願いしたのだ。

主治医はまずは外泊してきてごらん、といった。

渋々、承諾したが、結果、先生のいうとおりになった。


世の中は、なんて早いんだろう。

みんな、なんて早さで歩くのだろう。

三日、世間から離れただけで、

世間での日常は「おかしい」と思うにいたった。


病棟にはぼくと同じ病気や、全然違う病気の人もいる。

みんながそうではないけど、助けあって、のんびり

しかし懸命に生きている。


帰路の有楽町線でのビジネスマンや

池袋で大学生たちや、いろいろな人に

ぼくは驚きながら

軽いパニックになりながら、やっと家に帰ってきたのだ。



カラオケ、ジャンクフード、おかし、たばこ…

どれも魅力的に感じたのに、結局それをする余裕はうまれなかった。

ただ、そのぶん、残されたわずかなエネルギーで

いまここに書いている。



ブログやるまえ、

こんな風にともだちができるだなんて

まったく思わなかった。

そしてこんなに救われるとも。

みんな、ありがとう。


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「新人類の誕生を見つめる地政学の子供」




Salvador Dali



アメリカの孵化?なのかなあ。

いまの自分の苦しみに似ている絵だと思った。

つまり、前向きなのだな、ぼくはまだ。

うみの苦しみ、か。

もう一度生きるため、泣いてきのよ、か。これは中島みゆき。


卵のから=タクト

南方熊楠の言ったことおもいだす。

外から簡単に割れちゃ困る。

けど、中からは割れないと困る。

そのギリギリのところ。

人間も一緒。


適当なところでタクトされてる。

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シャバ





すこしだけ無理をいって、今日は外泊許可。

久しぶりの直射日光!

外気!

木々のささやきかわす声!!

土のにおい!!


実家にたどり着き、妻に謝罪して

仲良くご飯たべて

大量の薬のんでねる…そのまえに

みなさんのコメントを読み返しては熱くなる。

が、力がまったくないので、更新もできない。

しばらくは読む専門(ROMる?これ古い?)になりがちと思いますが

忘れないでね、ぼくのこと。

月をみたら、ケヤキをみたら、台所のスポンジをみたら

雑草をみたら、おかしの包み紙をみたら、思い出してね、ぼくのこと。




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なすところなし

閉鎖された空間の中で

知り合いもつくらず

人の理性がどこまで保てるのか

それを測っているかのような。

妻が見舞いに来る。

見舞いと行ったところで

頭以外に悪いところもないのだが。

妻の肩や後ろ髪につれてきた

日常の自由なにおいが、

一瞬でぼくを沸騰させた。

妻をとっとと帰らせて、すぐにまた反省。



バカは病院はいったって、治らないだろ。

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閉鎖病棟なう




写真も一枚ずつなら遅れるらしい。

これは入院二日まえの小菅の公園、

ほんとはこのあとに

とらやさんの御店の写真を連発して

さいごにあのしかくいかおでシメようと思ってたのに。


ぼくの部屋は六人部屋で

廊下側なため、窓を感じられない。

病室をでる。

部屋よりは断然明るい。

白いかべ、広い窓、これがいいんでしょう。

とはいえ、閉鎖病棟だから

出入りするのも容易でない。

ぼくにはアカシジアという症状が。

薬の副作用が、出やすい体質と医師にいわれる。

注射うたないと、寝れないほど、足元から、むずむず

むずむず、むずむず、襲ってくる。

これさえなんとこできりゃ、入院なんてしなくたって

いいんだから。

まわりのひとを見てるのはなかなか楽しい。

まずその人がナニ病と診断されたか?


カルテ一枚の話じゃないさ、

その人の人生を紐解くのさ。
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入院前夜

明日の入院を控えて、どうも眠れずにいる。

まさか、自分が精神科に入院するとは。

いや、ずいぶん昔から、そういった予感はあったにしても、

無理やり収監されるのではなく、自らの足で入院しにいくことを

選んだことが意外なのだ。

わずか2,3年前のぼくでも、拒絶しただろうこの選択。

人間として、人間らしく生きたいというおもいが

そう選択させたのではないか。

真っ白のベッドシーツ、消毒のにおい

さまざまな人間の人生模様の渦の中へとびこむ前の

この不安と恍惚は、言葉にできない。


いま、未明

3時になろうというところ。

実家のひと部屋で、こうこうとあかりをつけて

うろちょろしたり、なにかを考えるふりをしたりしている。



先日、入院が決まってふさいでいたぼくを

母と妻が柴又へ連れて行ってくれた。

とらやで草団子をたべながら

寅さんが夢見た家庭の幸福ってどんなだったかしらと思う。

帝釈天にもお参り、大きな松に抱き付いたり、

すこし元気になっていた。

柴又はいついっても、元気をもらえる町だ。

写真を何枚かとってきたが、やはりアップできない。

見せてえなあ、男前のフーテンふたりの2ショットをさあ。

残念。



うん。

意外と前向きな言葉をだせる。

昨夜は真夜中の環七をすっとばして

救急対応してもらったのに

そのときもらった薬のおかげで、今日はブログもかけてる。


さっさと治して、さっさと退院してこよう。

ここの友達のみんなと、話したいことたくさんあるし。



あと4時間で出発。

さあ、どんな今日を生きるのかな。

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人生はリスキーなゲームだ

とっても危険なあそびなんだ

明日、どっちの「目」がでるかわからない

目によって、人生は大きく変貌する

ぼくはラピッドサイクラー

ハンドルのない百万馬力の操縦士


もうすこし生きる

生きることに意味はない

甲本ヒロトの言葉を思い出した

生きるということに命をかけてみたい

生きる

ただ、生きてみる、もうすこし



仕事にいけないことが、悔しく、恥ずかしい

妻に申し訳ない

幸せにすると約束したのに

介抱されてばかりの日々が悔しい

勉強はまったく手をのばせない

というか、文章が頭に入ってこない

大好きな読書もしばらくやすみ



医師に入院をすすめられた

それもいいな、とおもったけれど

お金がないからよした

お金は、こわいと、いつも思う



炭酸リチウム200mg、これはある種の「毒」

毒をもって毒を制す、か

リスペリドン、鎮静作用

エビリファイ24mg、メジャートランキライザー

血糖値の上昇、ときくと、ドキっとする

ネルロレン、グッドミン、どっちも睡眠薬

ふざけた名前、ちっとも効かない



ぐっすり眠りたい



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母がよくいう

自殺の話を聞くたびに

生きたかったひともいるのに

しにたいひともいるなんてって

ほんとそうおもう

でも、そのひとにぼくの明日をあげれたとして

そのひとはいきれるのかな?

ぼくの苦しみは、そんなに軽くみえるのかな



再診予約は再来週の金曜

これいじょうまわりに迷惑をかけたくないから

無理言って今日これから診察してもらうことにした

医師は神や仏ではない

けど、薬で抑えるためには

医師というレーザープリンターにコインをいれて

処方箋なり、紹介状なりを書いてもらわないといけない


ああ、きょうも、生がくるしい


明日などいらない

いまを生き抜く「なにか」が必要だ

なにかとは、なにか

それを知ることも必要だ



ぼくには未来も過去もないし

もはや必要さえ感じない


こころに平穏がほしい

ただただ、いまは、平穏がほしいにほんブログ村 ポエムブログ 散文詩へ
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否!

戦う!

戦う!

戦う!

戦う!

戦う!

戦う!

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ウサギの目

しんだ魚のはらわた



ざらざらの紙

白紙


眩暈

来る。

来る。

最後かもしれない。

わからない。

自殺はしない。

鎖が太くてできない。

自殺はしない。


でも来る。

向こうから。

ぼくを、壊しに来る。

醜い!

醜い!

きっとぼくは、もうすぐ狂う。

食われちまう。

眩暈。もうずっとだ。めまい

宇宙がすぐにある。

ブーツの影にまでしのびよってる。

神の手袋?

だとしたら、ぼくはなにをふれるための?

汚れた。

神による陵辱!

ぼくはけがされた。

ぼくばかり
泣いている
わるいのは
あのひとなのに。
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昨日、今日の記憶が

まだもどらない



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なにもしない日




今日はなにもしていないんだ。

昨夜、混乱したあたまを黙らせるために

すこしクスリを飲みすぎたんだ。


あたまがぼんやりして、いけないので

猫の世話して、散歩へ。

ゆっくり歩いて土手でねころび

夕焼け小焼けまでそこにいた。

風、陽光、草のベッド、土のにおいに

すっかり穏やかになって帰宅。


と、日記を書いていると大きな地震。


いけない。

感情が麻痺し始めている。

地震には我が家で一番はやくぼくが察知するのに。


今日はなにも感じない。


こういう日は、はやく眠ろう。

明日ははやく起きて、簿記の試験にいかなくてはいけないし。

はたして、この体調でいけるのやら…。



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いま、ぼくは絶頂にあるのか

おそらくそうだ

もう、上は望まなくていいじゃないか

もうお腹一杯なんだ

よろこびも、かなしみも


いい身分だ

ワーキングぷあーだかなんだか

しらないけど

自覚としては貧しくない

わるくないよ

家はあるし、ローンは返せてるし

ぼくを必要としてくれる職場もあるし

なにより、理解してくれる妻がいるし

友人もいるし、ねこもいる

本はただで読める国に生まれたし

ものを書いて発表する場もあるし

もう十分じゃない

多くの人がいう「人生」は

ぼくにおいてはもう完成してた

多くの人が言わぬ「人生」が始まったのだ

貧しくても

妻とふたり、それにねこが

食うだけ足りれば

自分を描ける!!

だから、もう、ごちそうさまだ

そして、ここから、はじまるんだ

「疑えない自分」との戦いか

いや、戦いじゃない

それは和解だ

和解のための闘争か

はたまたみくだり半か


さてとにほんブログ村 ポエムブログ 散文詩へ
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踏み固められた道を歩くのでさえ
なかなか骨が折れるのだもの
まして新しく道を切り拓いて進むなんてことは
こりゃ実に容易ならねぬわざだ。

トルストイ『光あるうち光のなかを歩め』

主人公ユリウス
未実現の理想(この物語ではキリスト教)を
偽善、欺瞞として否定する。
このきもち、ぼくにはよくわかる。
ぼくも一時期カトリックの教会に通っていた。
洗礼の前に、信仰をためす旅にでた。
そのとき、教義と信徒の嘘にでくわして、
ぼくは芽生えはじめた信仰を投擲した。
たとえば、優しさが大事と説くものがいたら
そのひとは、誰よりも優しくなければならない。
実際には、そうはいかず、
彼自信そのりそうをの求めて、かつ
よびかけるように

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ゆめとうつつのさかいを

ゆらゆらと

いったり、きたり

楽になりたい


しずみこむ

じぶんという、泥沼に

だれかロープをなげてくれ

ここからひきずりあげてくれ


いいや、こないでくれ

ほっておいてくれ

ぼくはへいきだ

ぼくはへいきだ


たいようのひかりが

こわくて、こわくて

あまどをしめる

やみは、ここちよく、ぼくをゆるす


なにもみなくてすむから

なにもきかなくてすむから

あまどをしめる

とけいの、いきのねをとめる


じぶんがふたりいる

やみとしじまのなかに

ぼくいがいの

ぼくがいる


そいつはさまざまな悪夢を

ぼくにみせる

白昼夢

薬はきいているのやら


にげだしたい

現実をとびこえて

シュールのビーチに

ねそべりたい


もう背中につばさはない

虚構、欺瞞、怠惰

きれいなものなどのこっていない

あした、むかえにきてほしい


てのひらに

なにもない




世界がみえない



ただしずみこむ



死なないだけ

生きてもいない



いたみも無視して

ただ眠る

眠る

眠る




疫病神に

ずいぶん気にいられてしまったようだ



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断続的な眠り

覚醒のたびに絶望をなめる


寝床にいてもつらい

頭がいたい


なにも考えられない

なにもできない


きづけば

あまりに大きなうつの波に

呑み込まれてしまっていた


49日すぎてもまだ

超えられないのか


薬のみすぎて体もくるしい

とにかく眠る

それしかできない





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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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