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category :一行詩

一行詩・四

不時着したようだ大人になれた

働きだした蟻を見てゐる

いさぎよい水平線こころに映して夏

野狐禅わらうこころが野狐禅

クビキリギリスないている断頭台の夢をみるか

死はおそれない別れがこわいと妻の言う

もっとふざけろとみずから額をなでてみる



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一行詩・三

酒のんで吐いてたばこしみる喉仏


きれいに咲いてくれた春がもうゐる


背景になりたくない


云おうとして、云うことなし


殺してやりたいあの雲この雲


ゆたかに暮れる夕空 俺は俺のままでいい


草が生(お)い初(そ)めている俺は俺のままでいい


獣の遠吠えにも似たサイレンの鳴く


白紙とにらめっこ何時間でも自分を見ている





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一行詩・二

ぢべた這って根っこを切る わらうか鴉


いつか死ぬだけの道中たのしむ


たまたま生きてゐる今日


さんじゅうにどめの冬まだ青春のるつぼにある


おさなごの無知と無垢ふたつながら宿す妻の眼


空が青い今日も生かされている


テレビを消すとこころ穏やか


わたし うちで さんばんめの ねこ


ふと起きてみればあれもこれも夢の所有





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一行詩・一

月が満ちている 街はしずか


初雪しんしんわたしの穢れも埋もれていくか


夕げのしたくたちのぼる湯気と猫が戯る


鳥が鳴く冬の朝空 雨もじきやむ


生ある者のえり正す路傍の花束


幾度泣き顔おおうたかこの手




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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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