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category :夢日記

夢の盗賊

一度死んだ父を
もう一度ころされた
なんという怒りだ
父はいわれなき二度目の死をあじわった

この事件は先日からつづく
ゆめのなかにおける
あの一連のいたましい不愉快な事件と
裏で密接につながっていた

奴らを後ろ手に数珠つなぎに縛りげてしまうまでは
ぼくは鬼となることも厭わないだらう




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麦畑

麦畑のなかの
さびしい電話ボックスのなかで
ひとり 地平線をよんでいる
わななく手は知っている
自分の胸を裏切ってはいけないことを



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夢日記5-10

争いの火種が、いったい何であったのか、ぼくは知らない。
ただ、敵が存在していて、彼らを殺すことがぼくの任務と知っていた。
激しい戦いだった。
銃火器類はなく、もっぱら剣や弓、棍棒などで戦い、盾で防いだ。
百年戦争を思った。
そういえば敵方はイギリス人風だった。
ぼくは弓兵として参戦していた。
矢が尽き、ぼくは民家の風呂場に隠れていた。
窓の外を、敵兵がうろついている。
女の弓兵が、矢をつがえたまま、その窓を開けようとしている。
敵には見えていないが、ぼくはなぜかそれを透視できた。
女の弓兵が窓を開けたと同時に、ぼくは弓を捨てて
腰に佩いていた短剣を引き抜き、抜きざまに彼女の頸動脈にたたきつけた。
吹き出す血を浴びながら、背後にいたもうひとりの敵兵に腕を切りつけられ
ぼくは地に伏した。
意識を失いながら、女の弓兵の絶望に満ちた死にゆく顔を見ていた。
恋人に似ていた。
窓を通して見た時とは違っていた。
目を覚ますと、ぼくは縛られていた。
仲間の悲鳴がこだまする場所にぼくはいた。
どこかで見たような誰か(ぼくの仲間だが)が拷問を受けている。
やめてくれ、というようなことを叫んでいるが
拷問は続いていく。
敵兵には笑いさえある。
ああ、次はぼくがああなるのか、そう思いながら祈った。
確実にやってくるという恐怖と
仲間の叫びから察せられるすさまじい苦痛の予感。
どうか、そうなる前に、ぼくの命を絶ってください、と。
敵兵がくさい口でぼくに近づき、ぼくの体に触ろうとした瞬間
ぼくはその悪夢から解放された。



目が覚めた時、ぼくは別の場所で、別の戦いに参加していた。
今度はたたかわず、ひたすらにげた。
戦いのない場所を求めて、しゃにむに走った。
銃の破裂音と同時に、ぼくは卒倒した。
おそらく撃たれたのだろう。



次に目が覚めた時、ぼくは牧場にいた。
おびただしい数のブタを目の前にしていた。
ぼくはブタの鳴き声が、はっきりとした言語として
脳に響いてくるのがわかった。
どうか、殺さないで、
どうか、去勢しないで
尻尾を切らないで、耳はやめて
お願いします、助けてください
ぼくは屠殺の担当者だったようだ。
ぼくは、このブタたちをかこっている柵をこっそり
すべて壊してやった。
ブタたちはひーひーわめきながら、牧場から逃げ去って行った。
牧場主がやってきてぼくを叱り飛ばした。
その顔は、ぼくを拷問にかけようとした、あのイギリス兵だった。
ぼくはもっていたブタを裂くための刃物でその男の
喉笛を切った。
そして祈った。
どうか、夢であるように。



昨夜見た夢は、こんな感じだった。


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自己紹介

偕誠

Author:偕誠
a.k.a.破裂
1983年生まれ。
東京都在住。
双極性障害と苦闘しながら
詩作に励んでおります。


※拙文ではありますが著作権は当方にあります。
無断転載等はご遠慮くださいませ。

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